May 12, 2008

がんばれ!!柳澤寿男さん

 今日の読売新聞夕刊に、私の古い友人である指揮者の柳澤寿男さんの紹介記事があった。
 現在、コソボに在住し、コソボフィルハーモニー交響楽団で客演指揮者に携るかかわら、バルカン室内管弦楽団を組織して、音楽を通じた民族の融和を図っているという内容である。
 彼とは、彼が国立音楽大学の学生でトロンボーンを吹いていた頃からの音楽仲間である。一緒に演奏会にも出演したり、彼からある楽団での臨時のホルン吹きを頼まれたこともあった。何よりも、彼には私が市議会議時代に選挙応援(いわゆる選挙アルバイト)もしてもらったことが懐かしい思い出である。貧乏な音大生だったのだ。
 しばらくご無沙汰だったのだが、新聞記事を見てビックリである。永い修行生活を終えて、彼にもようやく春がやってきたのだろう。厳しい環境での音楽家活動だろうが、是非ともがんばってもらいたいものである。昔の仲間が世界で活躍しているのを知って、嬉しい限りである。


 

新たな複数の拉致被害者 04年、北朝鮮が示唆

 下記は、共同通信の配信。
 「噂」としては耳にしていたものだ。
 井上元秘書官には是非コメントしてもらいたい。

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新たな複数の拉致被害者 04年、北朝鮮が示唆

2008年5月12日 02時02分

 北朝鮮による日本人拉致問題で、北朝鮮側が2004年初め、ひそかに訪朝した拉致問題担当の内閣府事務官に対し、日本政府が当時「拉致被害者」と認定していた横田めぐみさんら15人以外に複数の被害者の存在を示唆、安否情報を提供する意向を伝えていたことが11日、政府関係者の話で明らかになった。
 生存しているかどうかは不明だが、北朝鮮が04年当時、ほかの拉致被害者の存在を把握していたとすれば、「拉致問題は解決済み」とする北朝鮮の立場と矛盾し、横田さんら被害者の安否情報の信ぴょう性も揺らぐことになる。この事務官は当時、内閣府拉致被害者・家族支援室の業務を担当、後に安倍晋三前首相の政務秘書官となった井上義行氏。井上氏は共同通信の取材に「コメントしない」としている。
 関係者によると、井上氏は03年暮れから04年1月にかけ、私用を装うなどして複数回にわたって北朝鮮を訪問し、当局者と拉致問題について交渉を重ねた。井上氏は当時焦点となっていた蓮池薫さん夫妻ら被害者5人の家族の帰国や、北朝鮮が「死亡」などとした安否不明者10人の再調査などについて協議し、大筋で合意に達していた。

(共同)

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May 08, 2008

踊る大総理線 22

某月某日 総理官邸にて

福田首相
「胡錦濤国家主席の来日では、パンダのおかげで助かった。バンダ以外に成果はなかったからな。パンダがいる限り、日中友好は安泰だ」
秘書官
「それにしても、国民はパンダをあまりうれしがっていません」
福田首相
「どうすれば国民が喜ぶのだ?」
秘書官
「借りたパンダをチベットに贈り返すのが良いでしょう。もともとチベットに生息していたのを、中国が略奪したようなものですから。皆んな喜びます」
福田首相
「・・・」

May 06, 2008

110番の笑えない話

 5月6日の読売新聞に興味深い記事が掲載された。それは、読売新聞の独自の調査によれば、住民からの非常識な110番通報によって、警察業務に支障をきたしているというものである。具体的には「雨が降ってきたので家に送って欲しい」「旅行に行くので、庭の犬にエサをやってくれ」「公衆トイレにいるが、紙が切れて困っている。持ってきて」「ゴキブリが家の中に出てきて、気持ちが悪い」といった通報が全国に多数存在するとのことである。
 私自身、ある県警の方から直接耳にしたことがある。それは「家の隣の田んぼのカエルがうるさいから何とかしてくれ」という110番通報だった。全くメチャクチャである。
  同紙に掲載された精神科医の香山リカによれば、こうした現象が相次ぐのは「市民の権利意識の高まりで、税金を払っているのだから公務員からサービスを受けるのは同然という考えも広まった」からだと指摘している。地域の治安に対する住民の警察への依存体質が強まったと同時に、治安以外にも住民による警察に対する過剰な期待と要請を持っていることが判明しよう。これは、逆に、些細な事象に対応する住民自身の問題解決力の喪失を意味しているし、何でも行政が担う行政国家現象の笑えない副作用である。

May 03, 2008

香港「中国化」鮮明に

 本日の読売新聞に「香港『中国化』鮮明に」という記事があった。香港は中国の「自由の砦」だったのが、すっかりと中国の愛国教育と経済成長で飲み込まれてしまったという。件の「聖火リレー」で、香港の町中に中国国旗がひるがえり、民主化を求めるグループの声はかき消されたという報告である。
 私は二度だけ香港を訪れた。最初は返還前だったが、開放的で、商売人の町という印象を受けていた。二度目は昨年の末。同じように開放的な印象を持ったのだが、それは表面的なものだったようだ。
 このブログでも紹介した、South Morning Postの記者との昨年末での懇談の時も、彼は香港の民主化の先行きに懸念を持っていたが、そのとおりだったことがこの「聖火リレー」で証明されたことになる。商売の前には、民主主義とか政治的自由といったものは、無力になってしまうのだろうか。オリンピックを商業主義で汚染したのは、他ならぬ米国なのだが、自由と民主主義を標榜する側の自業自得になった。それをうまく政治利用しているのが、共産主義国家中国という皮肉な流れである。
 そろそろ、商業主義的オリンピックは考え直すべきだろう。巨大スポンサー企業はもちろん反対するだろうが、それが彼らの自業自得になりかねないのではないだろうか。

May 02, 2008

人権に敏感になった中国?

 本日のヘラルド・トリビューンに、中国における児童労働の記事が掲載されていた。100人を超える13歳から15歳までの児童が、広東省の工場で、月300時間の労働を強制されおり、そして賃金はほんのわずかしか支払ってもらっていなかったものを、中国の当局が救出したという記事である。
 その多くの児童が、親によって売り飛ばされたり、誘拐されてきたものであり、彼らはIDカードを所持していないために、当局も本人確認ができないで困っているという。
 中国国内における「強制労働」の記事は、ずいぶん前にも同紙に掲載された。そのときの記事は、すでに児童ではなく大人になっていた人たちを救出したというものだった。その際には、親たちが救出を訴えたが、当局の動きが鈍くて、解決がなかなか進まなかったというものだったと記憶している。
 今回の事件で当局が動いたのは、オリンピック騒動の中で、こうした中国国内での人権問題に、当局が敏感になってきていることが背景にあると指摘されている。
 大いに結構なことである。オリンピックを契機に、中国において人権思想が広まっていくことは大歓迎である。脱北者の問題やチベット、ウィグル、内モンゴルなどの問題について、中国政府がポーズでではなく本気で解決に乗り出したとしたら、北京オリンピックは成功である。
 

「重要な国」、日本より中国

 下記は、外務省が行ったASEAN各国への世論調査の結果に関する時事通信の配信。
 このブログで以前書いたことだが、このASEANの評価は、中国政府が「孔子院」と呼ばれる中国語などの研修センターを、世界中に建設していることと関係があると思う。孔子院は半端なものではない。日本の小さな大学ほどの規模がある。そこで、中国語の研修や経済・文化交流などの事業を行っている。資金は全て中国政府の拠出。それと同様のレベルのものは、英国政府によるBritish Councilだろう。東京では飯田橋駅の近くにある。
 中国政府がこうした孔子院を作るのは、迂遠の方法のようだが、親中国派をその国で形成するための拠点作りなのである。
 それに対して、日本政府の対応は鈍い。外務省は危機感を持って、同種の「日本センター」を世界で建設していきたい意向のようだが、財政難を理由に進んでいない。日本にとっての、21世紀初頭での東アジア戦略は、中国といかに、政治的、経済的、社会的に張り合っていくかである(ケンカではなく)。そのためには、孔子院にならって、「日本センター」をASEAN各地に建設していくことが大切だろう。カネがないで済む問題ではないのだが。

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「重要な国」、日本より中国=ASEAN対象に調査-外務省
 時事通信

 外務省は1日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟6カ国を対象にした対日世論調査の結果を発表した。「現在重要なパートナー」と考える国を一つだけ挙げてもらったところ、中国が29.7%を占めてトップとなり、日本は28.0%で2位だった。「今後重要なパートナー」を聞いたのに対しても、首位中国、2位日本の構図は変わらなかった。
 調査は今年2~3月、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム各国で、18歳以上300人ずつの計1800人を対象に実施した。調査は5年ごとに行っているが、重要なパートナーを尋ねたのは初めて。

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May 01, 2008

パーティー目的に日本人女性拉致―北朝鮮消息筋

 下記は、日本人拉致被害者に関する世界日報の配信。
 拉致被害者女性が、金正日の「パーティ」に参加させられていたという情報が報道されたのは、私の知る限り、これで2度目となる。最初の情報では、金正日の夫人となった金玉(キム・オク)が、4人ぐらいの日本人拉致被害者女性を、パーティのために管理していたというものだった。情報の内容は同趣旨なので、同じ情報源かもしれない。
 この情報の信憑性はなんともいえないが、最初の情報源は確かな人物なので、本当の話ではないかと思われる。

<補足>
尚、最初の情報源によれば、金玉が管理していた女性たちには、政府認定の拉致被害者は含まれていないということだった。特定失踪者の中にいるかもしれないのだが、判然としていない。

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パーティー目的に日本人女性拉致―北朝鮮消息筋
金総書記の拉致認定に対南工作機関反対

 【ソウル30日上田勇実】韓国の北朝鮮消息筋が30日、本紙に対し明らかにしたところによると、北朝鮮は1980年代中ごろ、当時、金正日総書記が側近たちと好んで開いていた“大人のパーティー”に参加させることを目的に日本人女性を拉致し、拉致された女性は実際にパーティーに参加させられたという。
 70年代の女性被害者は、日本に対する工作員として教育したり、北朝鮮工作員を日本人化させる教育を担当した教官やその配偶者にさせるのが主な目的だったとされるが、その後、拉致の目的が変わっていった可能性もある。
 同筋は最近、過去にフランス人女性が北朝鮮に拉致されていたと仏紙が報じたことと関連し、「同じ目的で拉致された可能性もある」と語った。
 また同筋は、2002年の日朝首脳会談を前に、小泉純一郎首相(当時)から拉致を認める代価として巨額の支援を提案された金総書記が、緊急に関係部署と協議した際、外交部は拉致を認めることに賛成したものの、対南工作機関である統一戦線部は「韓国人拉致も認めなければならなくなり、そうなれば拉致問題で日韓連帯の動きにつながる」として反対したと明らかにした。
 結局、金総書記は拉致を認めたが、「その結果、日本中が大騒ぎになり、韓国人拉致問題にも影響を与えたため、金総書記は拉致問題で2度と日本とは直接に“取引”しないことにした」(同筋)という。

2008/4/30 17:58
世界日報
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北朝鮮からの脱北者の詩

 下記は、匿名の脱北者による詩。
 インターネットで配信されています。
 北朝鮮の内情をよく表現していますので、無断転載です(どなたの配信か不明なので)。
 早いところ体制が変わって、北朝鮮の人たちに満足に医療や食料が供給されるよう、祈るのみです。

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‐北朝鮮を脱出した人が、北朝鮮の実状を告発した詩から-

私の懐には100ウォン(日本円にして約10円)があった。
「このお金があの時もあったなら彼女たちをあのように去らせなかったのに…」
市場に行く度に飢え死にしそうな妻と娘に対する想いがつのった。
市場の真っ只中、沢山の人々が取り巻いて、何かを見物していた。
人波をくぐって中に入って見たら、6歳くらいに見える女の子が座っていて、やつれ果てた女性が
横に立っていた。彼女の首に掛かっている紙を見て、私は言葉を失った。
「私の娘を100ウォンで売ります。」
「あの女は完全に狂ったようだ。いくら生きていくのが大変でも、自分の子供を売るなんて」
「あは、気違い女だ。子供を売るにしても、もうちょっと何とかならないのか。100ウォンだとは、犬も3,000ウォンなのに娘が犬ほどの値打ちもないのか!」
「100ウォンで金持ちになれるか、気違い女!」
女性は唖なのか、何も喋らなかった。
子供が急に顔をあげて大声ではっきりと叫んだ。
「私のママの悪口を言わないでください。私のママは今、癌に掛かって死にそうなんです。」
悲鳴のように聞こえる子供の声は人々の心臓を突き刺す槍のようだった。
「母親も助かって、子供も生き延びられたらどんなに良いか」
「親戚の中に育ててくれる人はいないのか?」
「ああ、可愛そうで見ていられない。」
非難の声は同情の声に変わった。
しかし誰もが生きて行くのに精一杯の境遇なので気軽に連れて行こうとする人はいなかった。
「どけ!どけ!」と、鋭い声と共に安全員が現われた。
「この女、狂ったのか!ここが人を奴隷のように売ったり買ったりする腐り切った資本主義だと思っているのか!」
彼は首に掛けられた紙をひったくって細切れに引き裂いてしまった。
ざわめく人々は安全員を口々に野次り始めた。
怒りで顔が歪んだ安全員は、女性を怒鳴りつけた。
「人間中心の社会主義ではこのような行為は体制への冒涜である。お前は娘と一緒に、政治犯収容所に行け!」
母親が連れて行かれると聞いて、子供は泣きながら哀願し始めた。
「おじさん、私のママは病気です。どうか許してやってください。ママ、我慢して。ママが死んだら私も一緒に死ねば良いじゃないの。」
その瞬間、私は妻と娘の死を見る錯覚と共に、全身が熱くなった。
「すいませんが、私が子供を連れて行きます。
私には100ウォンがあります。」
「何だ?」と言いながら振り向いた安全員は、私の軍服を見て硬直した。私は子供の母親に100ウォンを握らせながら言った。
「このお金であなたの娘さんを買うのではなく、あなたの母性愛を買うのです。そのように思ってください。」
お金を貰って戸惑っていた女性は急に人波をかき分けて消えて行った。
私の気が変わるかと心配で、子供を捨てて逃げ出したのだろうか。突然の行動に慌てた私は、子供の顔を見た。
子供も驚いた表情だった。性急な決定を下したようで、一瞬、緊張した。
しばらくしてその女性がオンオン泣きながら帰って来た。
彼女が手に持っていたのは、最後に娘にあげる100ウォンの一袋の小麦粉パンだった。

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April 30, 2008

中国人留学生「ウソをつくな」

 本日のヘラルド・トリビューンの一面トップ記事は、米国での南カリフォルニア大学で開催されたチベット問題の討論会の様子。その会にはチベット僧が参加して、学生からの質問に答えるというもの。その中で、ある中国人留学生が「ウソをつくな」と言って、ペット・ボトルをチベット僧に投げつけ、警備員に退去させられた。記事ではその様子を「バイアスによって束縛されている中国人留学生の興奮」というような趣旨で紹介している。
 国際社会では当然のように語られている中国によるチベットへの侵略と弾圧の歴史は、中国人学生に全て「ウソ」のバイアスがかけられている。中国国内での歴史教育がいかに歪曲され、中国共産党の都合の良いよう記述され、現代の若者に刷り込まれているかがよくわかる。
 国家権力側が自己の権力維持の為に採用するこうした歴史の歪曲や刷り込みが、結局は自分たちの権力基盤を溶融させていくことになる。「ウソ」はいくら言っても「ウソ」であり、「ウソ」によってはその基盤は強くはならないからである。
 現代中国の若者たちに火がついた「愛国主義」を、中国共産党が最もうまく利用しているが、最も警戒しているといわれる。「ウソ」で固めた中国共産党の歴史そのものが、いずれは彼らの矢面となるからである。
 同紙の別の記事では、台湾に訪れる中国本土の観光客を、この意味で台湾人が「歓迎」しているという。それも、前の記事と同じ文脈である。台湾に訪れる中国人が、自由に観光を楽しんでいるうちに、台湾総統選挙の経過を知り「台湾人はどうして国家主席を選ぶ権利があるのに、中国人にはそれがないのか」と気づくからだという。
 このように海外で自由に勉強している中国人学生や観光客は、いずれ中国国内の矛盾に気づくはずである。それが、中国共産党の政権基盤を揺るがすことになる。早いところ、中国共産党もロシア共産党のように転換し、政権政党の一つとして生き残っていくほうが身のためである。そのためには「真実」を語ることである。

April 28, 2008

<聖火リレー>平壌で始まる 

 下記は、ピョンヤンでの「聖火リレー」を伝えた毎日新聞の配信。
 お読みいただければお分かりのように、世界で最も「整然とした聖火リレー」を行うという意味は、最も自由も民主主義もない国であることを証明している。
 日本での「聖火護送」が予想の通り混乱したことを嘆いている方は、ピョンヤンの整然としたリレーをどのように評価されるのだろうか。

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<聖火リレー>平壌で始まる 北朝鮮では建国以来初めて

2008年4月28日(月)11時17分配信 毎日新聞

 【北京・西岡省二】中国国営新華社などによると、北京五輪の聖火リレーが28日午前10時(日本時間同)、北朝鮮の首都・平壌で始まった。北朝鮮での五輪聖火リレーは建国以来初めて。チベット問題での中国政府の対応をめぐって世界各地で混乱が起きているが、北朝鮮では外国人の出入国や行動の自由が厳しく制限されており、妨害活動は起きる可能性はほとんどない。
 リレーは平壌中心部の主体(チュチェ)思想塔広場をスタートし、中朝友誼塔や中国大使館、平壌駅、金日成(キム・イルソン)広場、凱旋(がいせん)門などをめぐって金日成競技場前にゴールする全長約20キロコース。
 ランナーは北朝鮮国民56人を含む約80人。第1走者は、サッカー・ワールドカップの1966年大会で北朝鮮が8強入りした時の主役で国民的英雄の朴斗翼(パク・ドゥイク)さん。その後、柔道の女王ケ・スンヒさんや中国の劉暁明駐北朝鮮大使らが続き、最終走者の鄭成玉(チョン・ソンオク)さん(99年陸上世界選手権女子マラソン優勝)に引き継がれる。午後3時すぎには終了する予定。
 沿道では中朝両国の国旗や花を持った市民が繰り出した。
 平壌行事組織委員会の李宗石(リ・ジョンソク)副委員長は24日の記者会見で「世界の人々が驚くような高い水準で、素晴らしく、安全に実行されると確信している」と述べていた。

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韓国での「聖火護送」

 ご存知の通り、韓国でも「聖火護送」が混乱の中で終わった。
 韓国ならではの、シンナーでの焼身自殺を図るような激しい抗議行動と、石やらペットボトルを投げつける中国人留学生の姿もあった。各国でも同じだが「中国の中国による中国のための聖火護送」だった。中国にはせいぜいがんばってもらいたいものだ。
 さて、本日のヘラルド・トリビューンに、久しぶりにノルベルト・フォラツェン氏のコメントがあった。彼もソウルで抗議デモに参加した由。
 フォラツェン氏曰く「この聖火リレーは私にヒトラーを思い起こさせる。ヒトラーは”世界の調和”の名の下に、ドイツでの人権問題から世界の目をそらせるために1936年に初めて聖火リレーを始めた。皆さんは明日(28日)、ピョンヤンで、ナチスのように人民が動員されている中を聖火が走る光景を見ることができるだろう」
 ヒトラーもその10年後には自殺した。モスクワ・オリンピックの10年後に、旧ソ連が崩壊した。つまり、これから10年後には中国共産党政権の崩壊が見られることになる。世界の人民(もちろん抑圧されている中国国内の人民も含めて)が、21世紀で最も歓迎する日が来ることだろう。


 

April 26, 2008

長野市とパリ市での「聖火護送」

 「聖火リレー(護送)」後の長野市長のコメントは、共同通信によれば以下のようなもの。

 長野市の鷲沢正一市長はリレー終了後の記者会見で「小競り合いはあったが、無事に終わって良かった。市民に対して素晴らしいものを残したと思う」と述べた。(共同通信)

 さて、先日のパリで起きた「聖火」に消火剤をかけた人物であるが、情報によればパリ副市長とのことである。「無事に終わってよかった。すばらしい」と、中国のプロパガンダに全く同調している長野市長と、人権を求めて抗議の「消火」に走ったパリ副市長と、みなさんはどちらを支持?私はもちろんパリ副市長。
 いたずらに騒ぎ立てたり、妨害することを決して良しとはしないが、それぐらいの抗議の意思を政治家たるもの示すべきではないだろうか。
 だいいち、機動隊員を数千人も動員して、聖火ランナーと併走させるなんて発想は、最初は冗談かと思っていたら、本当にした。それを「異様なもの」と思わないで、「すばらしい」と感嘆するような市長の感覚は、もはや全体主義を「マンセー」するのとかわらない。政治家が能天気に「無事に終わってよかった」といっているようでは、「欽ちゃん走り」と同じレベルだ。

 


「聖火ランナー」の沈黙

 下記は、朝日新聞に掲載された「聖火ランナー」のコメント。
 彼らは、少しでも、チベットやウィグルの人たちへの思いを語れないのだろうか。
 著名人やスター選手というものは、自由とか人権とかを全く考えないのだろうか。
 「男・星野」は何も言わないのだろうか。
 もう彼らを応援する気が全くなくなった。せいぜいご自分のためにがんばってください。

 私の方は、代々木公園の連合メーデーでの特定失踪者問題調査会の出店に参加。中国に対するせめてもの抗議の意思を表したいと思い、他のメンバーは「手錠の五輪」のTシャツを着て、私はチベットの旗を持って会場をウロウロ。実に平和的な抗議活動だが、卵をぶつけられるわけでもなし、周囲の人の関心はやはりほとんどなかった。「変なおじさんが、かわいそうに・・・」という感じかな。 


Photo_2


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萩本欽一

 「ハッピーに終わりたいと思っていたのに。でも、欽ちゃんのところで物を言いたいというのは、僕にとっては許せるし、不愉快な思いはまったくありません」
 「横っちょにいた警官が『欽ちゃん走り』になって、おれじゃなくて、どうしてと思った」
 「長野のおばちゃんや子どもとハイタッチしようとやってきた。どこでしようか(と思っていたが)そのうちに終わってしまった。自分の思っていたようなランナーができなかった」「最初から笑顔で走ると決めていた。だんだん笑顔がなくなっていく自分があって、おいどうしたんだと思っているうちに終わった」
「(北京五輪について)聖火とともに揺れているけど、選手のみなさんはそういうことは忘れて、メダルにむかって楽しく挑戦してほしいと思う」と笑顔を見せた。

福原愛
 「多少びっくりしましたが、私はだいぶ後ろの方にいたので、大丈夫でした」「トーチを持って走るとオリンピックに向けて気分が盛り上がってきます」

星野仙一
 「すんなり走れてよかった。気持ちいい、トップランナーで聖火を持って走るというのは」
 「冷静に見えてました。みんな笑顔で声援してくれたから。まあ何もないだろうと予測し、心配はしていなかった」

野口みずき
 「北京五輪の成功と平和を祈りながら走った。無事に聖火をつなげることができてよかった。メダルが取れるようがんばります」

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April 25, 2008

「北京オリンピック」公式スポンサーの弁

 本日のロイターに、「北京オリンピック」公式スポンサー11社の弁が詳細に報告されている。
 どこのスポンサーも苦慮しているようだが、中でもコカ・コーラとパナソニックの弁を対比すると面白い。

 コカ・コーラの弁は下記。訳すと「チベットの状況には深い関心を持っているが、オリンピックは善の力だ」と表明。それなりに意思は伝わる。

* Coca-Cola: Non-Alcoholic Beverages.

-- Coca-Cola has clocked up 80 years of continuous Olympic sponsorship and backed the torch relay since 1996. On April 16, about 100 pro-Tibet activists protested outside its annual meeting. A company statement expressed "deep concern for the situation on the ground in Tibet," but said Coke believes "the Olympics are a force for good".

 日本のパナソニックの弁は下記。訳すと「いかなる政府の政治的問題にはコメントしない」である。意思も表示されない。

* Panasonic: Audio/TV/Video Equipment.

-- Osaka-based Panasonic, a global Olympics partner since 1988, will make Beijing the first Games to be produced and broadcast in high-definition (HD) television, and is also installing 2,000 surveillance cameras at venues. On Tibet, Matsushita Electric Industrial Co Ltd, maker of the Panasonic brand, has said it would not comment "on political issues concerning any government".

 オリンピックを商業的に活用するのはどうぞご勝手にだが、世界的な企業として、それなりの意思を表明すべきだと思うのだが。日本の企業は商売の方が優先のようである。


“‘聖火リレーの阻止’が脱北難民に苦痛を与える可能性も”

 下記は、韓国の脱北者支援団体の「憂慮」を伝えたDaily NKの配信記事。
 確かに被拉・脱北人権連帯の懸念の通り中国を刺激すると、脱北者への「八つ当たり」も予想される。しかし、より大きな課題として、中国が人権問題を他国との「取引」に道具として使えないようにすることが大切だろう。そのためには、民間レベルでは中国に対してはっきりと抗議の意思を示すべきだろう。そうしなければ、今までと同じように、脱北者の人権問題を政治的「取引」に使う中国の姿勢に、私たちは翻弄され続けることになる。

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“‘聖火リレーの阻止’が脱北難民に苦痛を与える可能性も”

被拉脱北人権連帯 "中国を刺激して在中脱北者の弾圧がひどくなるかも"
金素烈記者
[2008-04-25 11:54 ]

 一部の市民団体による北京オリンピック聖火リレーの阻止の動きに関して、こうした動きはむしろ中国を刺激して、在中脱北者に対する弾圧がひどくなる可能性があるという憂慮が出ている。
 24日、被拉・脱北人権連帯とニューライト全国連合北朝鮮人権特別委員会は、‘脱北難民の安全が最優先されなければなりません’という資料で、“中国政府の人権弾圧に対する単純な糾弾集会だけでなく、北京オリンピックの聖火リレーを阻止しようとする動きに対し、私たちの悩みと立場を明らかにする”と語った。
 これは60以上の北朝鮮の人権団体で構成された、‘北京オリンピック聖火リレー阻止市民行動(市民行動)'に対する、北朝鮮人権団体の異なる声であり、関心が集っている。
 被拉・脱北人権連帯などは、“脱北難民のための団体の真正性は疑う余地がない”と言いながらも、“聖火リレーの阻止が発生したら、カルフ不買運動にも見られるように中国政府と共に中国国民を直接刺激することになるだろう”と憂慮した。
 更に、“自国民の感情を巧みに利用する中国政府の厳しい弾圧によって、現在の状況よりも劣悪な環境に脱北難民が処する可能性が高い”と指摘した。
 ‘市民行動’は27日にソウルの聖火リレーの出発地点であるオリンピック公園で、自転車デモとパフォーマンスなどの公演と共に、大型の垂れ幕を使用したデモなどを行い、中国政府による脱北者の強制送還とチベットの独立デモの武力鎮圧に対して抗議する計画だ。

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誰も見れない「聖火リレー」

 ご存知のように、長野での「聖火リレー」は、2000人もの厳重な警察による警戒のためと、在日中国人4000人が「命がけで聖火を守る」ために集結することから、長野市民は誰も観れないことになりそうである。
 これでは一体何のための、誰のための「聖火リレー」なのか、ほとほと理解に苦しむ。警備当局の責任が問われないようにするためと、中国の面子を保つためだけのものになった。「聖火」を間近に見れるのは、動員された在日中国人だけだとすれば、そんなの長野でやらないで、北京で堂々とやればよい。アホラシイ、の一言である。
 このような事態に至ったのも、全ては中国政府によるチベット弾圧の顛末に他ならない。まさに自業自得であり、その責任を他国に押し付けるのはよしてもらいたい。

在豪中国人による聖火の解釈

 本日のヘラルド・トリビューンに、オーストラリアでの『聖火リレー』騒動の場で、インタビューに答えた在豪中国人のコメントがあった。
 その中国人は、25年前に家族ともどもオーストラリアに渡り、現在はインターネット・トレイダーだそうだ。彼曰く「君たちが中国に圧力をかければかけるほど、君たちは赤い旗を見ることになる。中国にとっての聖火の意味は『敵の銃を恐れるな。前に進め』ということだ」とのこと。
 なるほど。中国に限らず、他国からの批判が強くなればなるほど、その国のナショナリズムが強くなるというのは歴史的にも認められる現象である。
 では、中国でナショナリズムが強くなれば、共産主義体制と馴染むのだろうか。理論的には、ナショナリズムと共産主義は相反する思想ではあるが、現実には両者は最も馴染むものである。ただ、中国の場合、ナショナリズムの行き着く先は、中国の国内の少数民族の問題と密接に絡んでくるところがポイントである。つまり、華人による中華思想と他の民族のナショナリズムとの矛盾である。
 とすれば、どんどん中国に圧力をかければ、中国国内の矛盾がまして、現体制が崩壊に近づくということだ。それは「中国」という枠と共産主義に縛られている10数億の人民にとっては、幸せなことではないか。
 ということで「中国よ。他国の圧力に屈するな。どんどん前に進め」ということになる。がんばれ中国!!

北京五輪:開催控え、外国人へのビザ発給制限

 下記は、オリンピック前の北京の様子を伝えた朝鮮日報。
 北京オリンピックの最大の目的である『中国の国威の発揮』というのが、この記事でもよく現れている。北京オリンピックは「人類の平和の祭典」でもなんでもない。オリンピックに出る選手には誠に気の毒だが、もはや中国政府のプロパガンダと商業主義の塊である。
 まあ、北京オリンピックの後には、モスクワ・オリンピックと同様に、中国の現体制の矛盾と民族の独立への機運が高まることはまちがいない。とすれば、どんどん北京オリンピックをハデにやってもらったほうが、人類の平和のためとなる。早晩、中国は旧ソ連と同じように、各民族ごとに独立し、そして華人による中国になればよい。そして、現在のロシア程度に、自由と民主主義を共有する国に変わることを期待したいものだ。がんばれ中国!!

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北京五輪:開催控え、外国人へのビザ発給制限
ロックコンサートの開催も中止

 北京五輪の開幕を100日余り後に控えた中国が、外国人に対するビザ発給を制限したり、外国人バンドが参加するロックコンサートを中止したりするなど「閉ざされた国家」と化している。
 中国は先月から3カ月以上有効のマルチビザの発給を中断したのに続き、1日からは韓国人など観光客への一部都市の出入国管理局での短期滞在ビザの発給も中断した。現在は観光ビザの申請にも航空券とホテルの予約書類提示が求められている。
 北京市では外国人が多く住む望京地区や五道口地区などの住宅地に公安(警察)の姿が目立つ。ホテル以外に滞在する外国人が入国後48時間以内に義務付けられている公安局への「居住申告」を行ったかをチェックし、不法滞在者を見つけ出すためだ。
 5月1日に北京で80カ国余りのバンドが参加して開かれる予定だったロックフェスティバルも1週間前になって急きょ中止された。23日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(IHT)紙によると、関係者は「当局が安全問題を理由に許可しなかった」と説明している。今年で8回目を迎える遼寧省瀋陽市の「韓国週間」も野外イベントに許可が下りなかったため、室内で開催される。
 こうした動きに外国人の不満は爆発寸前だ。香港の米国商工会議所は19日、中国外務省にビザ制限に抗議する書簡を送った。IHT紙は「ビザ規定の強化で中国に働く外国人の相当数が不法滞在者になる危機に直面している」と伝えた。
 中国が外国人に対し厳しく臨んでいる理由は、五輪を控えチベットの人権問題に対する抗議デモやテロの発生、民衆による騒ぎなどを事前に防ぐことが目的だ。アイスランドの歌手ビョークが先月2日、上海で開いたコンサートで「チベット! チベット!」と連呼し、当局を緊張させたことは記憶に新しい。中国政府は公式には「マルチビザの発給は中止していない」として、ビザ発給制限を否定している。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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April 24, 2008

イスラエルと米国が、シリアの核施設内部をビデオ撮影

 下記は、シリアの核施設に北朝鮮が関与していたことを示すビデオをイスラエルと米国が持っていることについての、ワシントン・ポストの報道。
 長いので翻訳は省略。
 かいつまんで翻訳すると、「昨年9月にイスラエルが攻撃したシリアの核施設の中に、アル・キバルというスパイがもぐりこんでいて、その内部の施設をビデオ撮影した。その施設の中身は北朝鮮の寧辺の各施設と類似していた。米国政府の内部では、北朝鮮との核交渉に影響があるとして、ビデオの存在について公開することのメリットについて議論があった。シリア側は、イラクにおける米国の失敗例を持ち出して、そのビデオの信憑性を批判している」
 それにしても、こうした情報が、政府から国会というオープンな場所に出されて議論を交わされる米国というのはやはりすごい。日本では、特に何もなくても「防衛上の秘密」とかで、全く政府側は明らかにしないし、国会での議論もされないのだろうが。やはり民主主義の力の差なのだろうか。

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N. Koreans Taped At Syrian Reactor
Video Played a Role in Israeli Raid

By Robin Wright
Washington Post Staff Writer
Thursday, April 24, 2008; Page A01


A video taken inside a secret Syrian facility last summer convinced the Israeli government and the Bush administration that North Korea was helping to construct a reactor similar to one that produces plutonium for North Korea's nuclear arsenal, according to senior U.S. officials who said it would be shared with lawmakers today.

The officials said the video of the remote site, code-named Al Kibar by the Syrians, shows North Koreans inside. It played a pivotal role in Israel's decision to bomb the facility late at night last Sept. 6, a move that was publicly denounced by Damascus but not by Washington.

Sources familiar with the video say it also shows that the Syrian reactor core's design is the same as that of the North Korean reactor at Yongbyon, including a virtually identical configuration and number of holes for fuel rods. It shows "remarkable resemblances inside and out to Yongbyon," a U.S. intelligence official said. A nuclear weapons specialist called the video "very, very damning."

Nuclear weapons analysts and U.S. officials predicted that CIA Director Michael V. Hayden's planned disclosures to Capitol Hill could complicate U.S. efforts to improve relations with North Korea as a way to stop its nuclear weapons program. They come as factions inside the administration and in Congress have been battling over the merits of a nuclear-related deal with North Korea.

Syrian Ambassador Imad Moustapha yesterday angrily denounced the U.S. and Israeli assertions. "If they show a video, remember that the U.S. went to the U.N. Security Council and displayed evidence and images about weapons of mass destruction in Iraq. I hope the American people will not be as gullible this time around," he said.

U.S. officials said that Israel shared the video with the United States before the Sept. 6 bombing, after Bush administration officials expressed skepticism last spring that the facility, visible by satellite since 2001, was a nuclear reactor built with North Korea's assistance. Israel has a nuclear weapons arsenal that it has never declared.

But beginning today, intelligence officials will tell members of the House and Senate intelligence, armed services and foreign relations committees that the Syrian facility was not yet fully operational and that there was no uranium for the reactor and no indication of fuel capability, according to U.S. officials and intelligence sources.

David Albright, president of Institute for Science and International Security (ISIS) and a former U.N. weapons inspector, said the absence of such evidence warrants skepticism that the reactor was part of an active weapons program.

"The United States and Israel have not identified any Syrian plutonium separation facilities or nuclear weaponization facilities," he said. "The lack of any such facilities gives little confidence that the reactor is part of an active nuclear weapons program. The apparent lack of fuel, either imported or indigenously produced, also is curious and lowers confidence that Syria has a nuclear weapons program."

U.S. intelligence officials will also tell the lawmakers that Syria is not rebuilding a reactor at the Al Kibar site. "The successful engagement of North Korea in the six-party talks means that it was unlikely to have supplied Syria with such facilities or nuclear materials after the reactor site was destroyed," Albright said. "Indeed, there is little, if any, evidence that cooperation between Syria and North Korea extended beyond the date of the destruction of the reactor."

The timing of the congressional briefing is nonetheless awkward for the Bush administration's diplomatic initiative to persuade North Korea to abandon its nuclear program and permanently disable the reactor at Yongbyon. The CIA's hand was forced, officials said, because influential lawmakers had threatened to cut off funding for the U.S. diplomatic effort unless they received a full account of what the administration knew.

Also, the terms of a tentative U.S.-North Korean deal require that North Korean officials acknowledge U.S. evidence about its help with the Syrian program, and so the disclosures to Congress are meant to preempt what North Korea may eventually say.

Following talks with the South Korean president last weekend, President Bush said that it was premature to make a judgment about whether North Korea was willing to follow through with a commitment to publicly declare its nuclear-related programs, materials and facilities.

Washington and Pyongyang still differ over what should be included in that declaration, a State Department official said. Sung Kim, the State Department director of the Office of Korean Affairs, is in Pyongyang for discussions about the contents.

Syria's top envoy to Washington said the CIA briefings were meant to undermine diplomatic efforts with North Korea, not to confront Syria. Why, Moustapha said, are "they repeating the same lies and fabrications when they were planning to attack Iraq? The reason is simple: It's about North Korea, not Syria. The neoconservative elements are having the upper hand."

He added, "We do not want to plan to acquire nuclear technology as we understand the reality of this world and have seen what the U.S. did to Iraq even when it did not have a nuclear program. So we are not going to give them a pretext to attack Syria."

Before the site was bombed, the facility included a tall, boxy structure like those used to house gas-graphite reactors and was located seven miles north of the desert village of At Tibnah in the Dayr az Zawr region, 90 miles from the Iraqi border, according to photographs released by the ISIS, a nonprofit research group.

The White House and the CIA declined to comment on the briefings.

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ダライラマへの非難やめよ 米国務副長官、中国に注文

下記は、米国務副長官と俳優リチャード・ギアの発言を報道した共同通信。
 コメントの必要もないくらい簡潔にして要領を得た内容。
 日本の政治家や政府高官あるいは著名人で、これぐらいはっきりと中国に対して物申す人はいないのだろうか。長野での聖火リレー一つにしたって、過剰警備をする理由が「何かあったら困る」というものだけ。あるいは商業主義に汚染された著名人が聖火リレーに参加して、「無事に大役を終えました」というぐらいが関の山。リレーに参加する著名人は、中国のチベット弾圧について、無関心なのか、無知なのか、そんなの関係ないなのか、なんとも曖昧である。リチャード・ギアなみに、はっきりとメッセージを出してもらいたいものだ。

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ダライラマへの非難やめよ 米国務副長官、中国に注文

 【ワシントン23日共同】ネグロポンテ米国務副長官は23日、上院外交委員会のチベット情勢に関する公聴会で証言し「ダライ・ラマを公の場で非難しても事態の沈静化につながらない」と中国政府に注文を付け、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世との「実質的な対話」に乗り出すよう促した。
 またチベット支援活動を続ける俳優リチャード・ギアさんも証言し「中国共産党の掲げる『調和の取れた社会』というスローガンにだまされてはいけない」と中国政府のチベット政策を強く批判した。
 副長官は「チベットの人々の不満は長年の抑圧に起因し、当然の感情だ」と言明。「今中国がダライ・ラマとかかわり合わなければ、極端な意見を増長させることになるだけだ」と訴えた。

2008/04/24 09:19 【共同通信】

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「日本の外交が甘い」と発言した外務省幹部

 今日の読売新聞2面に、小さく「北朝鮮との核交渉がうまくいかないのは、日本の外交が甘かったからだ」という勇気ある外務省幹部のコメントが掲載されていた。その通りだと思う。どなたかは知らないけれど、もし本当にそう思っているのなら、私も応援したい。ただ、本当の勇気があるなら、実名で堂々と発言をして欲しいものだ。そうでなければこの国の統治思考は何も変わらないだろうから。

April 23, 2008

聖火リレー、ここまでくると「漫画」

 大方の予想の通り、長野での「聖火リレー防衛」の態勢が固まったようである。
 ここまでして何のために「聖火リレー」をするのだろうか。もはや「漫画」である。
 長野県警の皆さんには「ご苦労様です」としか言いようがない。
 この際、並走する県警の皆さんが、一緒に「チベットに自由を」というプラカードをもって走ってもらえれば、妨害はないだろうに。

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5人が並走、100人が盾 長野県警、五輪聖火リレー

 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーの警備を担う長野県警が、聖火ランナーの周りを5人の機動隊員が囲み、その両側に100人規模で2列縦隊をつくり伴走する計画をしていることが23日、分かった。沿道からの見物しやすさより、安全確保を優先させた形だ。
 計画では、機動隊員5人はスポーツウエア姿で、聖火ランナーとトーチの火の管理をする中国人2人の周囲を並走。停止して聖火を中継する時は5人が囲んで警備を固める。中国側が警備目的で派遣要請している青いジャージー姿の「聖火防衛隊」の伴走は認めない方針。
 外側には制服警官約100人が2列縦隊をつくり沿道に気を配りながら、ランナーらとともに移動する。沿道からは盾のようになるが、県警幹部は「リレーを楽しみにする観客の期待にも応えたいが、万が一の事態にも警戒しなければならない」と苦しい胸の内を語る。

2008/04/23 07:44 【共同通信】

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ISRIAの記事 北朝鮮に拉致された三人のフランス人女性

 ISRIAに、「フィガロ」の記事をさらに紹介した記事が出ていました。
 電脳補完録氏の情報と別個に、直接ISRIAの関係者(読者?)と思われる人物より調査会に紹介がありました。
 フランスは人権の国(実態はともかくとして)を標榜しているだけに、チベット問題や北朝鮮問題にも大きな関心を持っていることがうかがえます。ただ、残念なことは「三人のフランス人女性」とは一体だれなのか、まだ判明していないことです。フランス側で、当時の失踪者を丹念に調べていけばわかるかもしれないのですが。

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French citizens abducted by North Korea years ago


At least three French women have been abducted and held hostage by North Korea for decades, will Sarkozy act?

French daily Le Figaro published a long article related to the adbuction of three French women (1) in late 1970s by North Korea. The purpose of such an illegal activity had been to teach foreign languages to North Korean intelligence operatives. That case has been heard for a very long time since a Lebanese source (2) which had been kidnapped too and a North Korean operative, Kim Hyon-hi, responsible for the bombing of a South Korean civilian aircraft (November 1987) talked about meeting with (or hearing about) French women (3) at the "Residency of the Invitees" where foreign abducted people were (and might still be) held hostage.

Japan conditions a normalization of its relations with North Korea by a release of all the Japanese (and foreigners) who had been abducted and by a complete disclosure of these illegal activities. A number of comments ask the same question: Will President Sarkozy of France deploy as much energy as in Betancourt's case (a Franco-Colombian Senator held hostage by the FARC for 6 years)? "Such a case of abduction of French people by North Korean intelligence has been known for years, why the French government seems so unwilling to take over the issue?" asks a source. Japan hopes that this abduction scandal will force France to get involved with North Korea-related issues, especially on abduction cases.

Read the interesting report by NARKN titled North Korean Abduction Victims Worldwide (August 2006) in which one can read the following:

(1) With regard to the French abductees, there is another substantial testimony by the aforementioned Korean abductee Ms. Choi Un-hee. She testified that, “A North Korean agent was sent to France who approached his female targets as a heir of a wealthy oriental family and lured them with lavish gifts. The French abductee succumbed to her vanity, gave in to his enticement and agreed to marry the North Korean agent. The North Korean agent proposed to go on a honeymoon and took her sightseeing in China before reaching North Korea. On reaching Pyongyang airport, the agent disappeared as another North Korean agent stepped forward to take charge of the French abductee. The French abductee pleaded to the new agent to look for her fiancé, but the new agent only replied that there was no such person in the country before incarcerating her in a ‘guest house’ and instigating a brainwash.”* Ms. Choi Un-hee revealed this information to NARKN as information she obtained from a male hairdresser who only worked routinely in guesthouses.

Read the U.S. Congressional Testimony by Prof. Yoichi Shimada titled On Abduction of Foreign Citizens by North Korea (pdf, April 27, 2006) in which one can read the following:

(2) The Lebanese women, after having managed to escape, testified that they had been sent to a North Korean spy camp and given indoctrination lectures together with physical training, including Judo, Taekwondo, Karate, and eavesdropping exercises, among others. They recalled there had been 28 young female trainees in the camp, including three French, three Italians, two Hollanders, and other Western European and Middle Eastern looking women (Lebanese newspaper, El Nahar, November 9, 1979).

(3) The renowned South Korean actress Choi Un-hee, who was abducted from Hong Kong in January 1978 and managed to escape in 1986, testified that in North Korea she had once exchanged brief words with a Jordanian woman. Ms. Choi Un-hee also had heard about a French abductee lured by a “good-looking North Korean man.” North Korean ex-agent Kim Hyon-hee told a similar story in her memoirs.

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April 22, 2008

ダライ・ラマ、名誉市民に パリ市議会、市民活動家も

下記は、ダライ・ラマを名誉市民に決定したパリ市議会についての共同通信の配信。
 これぐらいの意思表示ができなければ、自由と民主主義を標榜する議会とは言えないだろう。日本では、同種の決議をする意思のある議会はどこかあるのだろうか。東京都議会などはしないのだろうか。
 面白いのは、採決に賛成したのが、左翼の社会党と緑の党、棄権したのが右翼の国民運動連合との由。日本でもし同じような決議をすると、賛成が右翼、反対が左翼ということになるのだろうが…。日本の左翼陣営にしても、チベット問題を看過するわけにはいかないと思うのだが。

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ダライ・ラマ、名誉市民に パリ市議会、市民活動家も

 【パリ21日共同】パリ市議会は21日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と、北京の裁判所から政権転覆扇動罪で懲役3年6月の実刑判決を受けた中国の著名市民活動家、胡佳氏の2人にパリ名誉市民の称号を贈ることを賛成多数で決めた。
 中国政府にとって好ましくない存在の2人を擁護するパリ市議会の決定が中国側の反発を呼ぶのは必至だ。
 パリ聖火リレーの混乱に反発する中国の若者らが各地で抗議行動を行う中、フランスのサルコジ大統領は訪中する政治家に中国政府への親書を託し、事態の沈静化を目指している。こうした努力が効果を失う可能性もありそうだ。
 ダライ・ラマについては、パリのドラノエ市長が名誉市民に推した。市長は採決に当たり「事態の流れを変えたいと願う人々をこの投票によって手助けしたい」と強調。市議会与党の社会党と緑の党が賛成する一方、国政で大統領を支える国民運動連合(UMP)などは採決に参加しなかった。

2008/04/22 08:06 【共同通信】

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April 17, 2008

ベトナムから何を学ぶ?

 下記は、金正日がベトナムを訪問するかもしれないという記事の配信。以前から取りざたされているのだが、飛行機嫌いの金正日が本当に行くのだろうか?
 もし金正日がベトナムを訪問したら、ドイモイ政策の実態をご視察されるのだそうだ。何をベトナムから学ぶつもりなのだろうか?
 私は3度ほどベトナムを訪問したことがある。共産党一党支配であることにはかわらないが、市民生活は全く自由そのものだった。もちろん、政治的な自由は制約されていたし、賄賂も横行していたが(現場を発見!!)。
 初めて1991年にベトナムのホーチミンを訪問したときに驚いたことは、自転車タクシーの運転手が路上で英字新聞(どんな新聞だったかは忘れた)を読んでいたことだった。もちろん、南ベトナムだったから、結構英語を理解する人が多いのだが、そこまで解放されているとは想像していなかった。現在の中国でさえ、ホテルでは英字新聞を読めるが、一般では販売をしていないから、街中で英字新聞を読んでいる人を私は見たことがない(ビジネスマンはどうなのだろう?)。
 ベトナムは米国との戦争にも勝って、中国との戦争にも勝った。もちろん、核兵器なんぞ持たないで、素手で勝ったようなものだ。勤勉な国民性を反映して、戦争で荒れた国土を再建した。今では米国とさえも友好関係を持つに至っている。
 金正日がベトナムから学ぶべきことは、核兵器なんぞ持たないで、とりあえず海外からの援助に頼らずに全ての国民が飯を満足に食べられるようにすることだろう。そして、英字新聞を街中で読めるような市民の自由を保障することだろう。できるわけないか?

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2008/04/17-12:42 金総書記、中越訪問の可能性=来週に飛行機利用か-韓国通信社

 【ソウル17日時事】韓国の聯合ニュースは17日、中国外交筋の話として、北朝鮮の金正日労働党総書記が来週中にベトナムを訪問、その後に中国を訪れる可能性が高いと報じた。北京の消息筋によると、今回の訪問は列車ではなく、飛行機を利用するという。
 金総書記はベトナム訪問で、同国の改革開放政策の状況を視察した上で食糧問題などを話し合うとみられる。また中国訪問では胡錦濤国家主席と会談するほか、東北3省にある抗日運動に関する史跡を視察する計画もある。訪中すれば2006年1月以来となる。

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踊る大総理線 21

某月某日 永田町議員会館にて

小泉元首相
「そろそろ福田君も危ないな。私の出番のようだ」
秘書
「そうですね。かわいそうなぐらいです。このままだと民主党に政権が渡ってしまいます」
小泉元首相
「私には民主党政権を阻止する秘策中の秘策がある」
秘書
「何ですか?」
小泉元首相
「それは私が民主党に入党することだ」
秘書
「何ということを。なぜですか?」
小泉元首相
「私は『自民党をぶっ壊す』といって、自民党を再生させた。北朝鮮に乗り込んで、拉致問題の膠着をぶっ壊そうとして拉致被害者を5人帰したが、拉致問題はよけい膠着した。郵政改革を断行して郵便局をぶっ壊そうとして郵政利権を維持した。つまり、私が『ぶっ壊す』と言ったものは、全部延命するのだ。だから、私が民主党に入党して、『自民党の政権をぶっ壊す』と言えば、絶対に民主党の政権にはならないのだ」
秘書
「それは妙案ですが...」

*まだらボケ真鍋注:小泉さんの再登板(?)が内政面でも外政面でもささやかれている。この際、もう一度北朝鮮を訪問して、「拉致被害者を全員帰国させないとおまえらをぶっ壊す」と言って帰ってきてもらいたいものだが。

April 14, 2008

踊る大総理線 20

某月某日 首相官邸にて

福田首相
「長野での聖火リレーは大丈夫か。中国との友好は大切だからな」
秘書官
「万全の態勢を組んでいます。中国の青い聖火警備隊には任せられません」
福田首相
「それは素晴らしい。どんなふうに警備態勢を組むのだ?」
秘書官
「まず、リレー・コースの全てを塀で囲みます。聖火ランナーを警察官が三重に囲みます。そして、その周りを民間警備員が囲みます。だから、一般市民もマスコミも絶対に近づけません。イザとなったら、聖火を消して、予備の聖火を東京で走らせます。さらに、万一の時には、チベットの人権活動家に聖火ランナーをさせます。そうすれば、妨害は起こりません」
福田首相
「あのですね...」

*まだらボケ眞鍋注:北朝鮮は「全ての人民が一つの大きな調和した家族のような北朝鮮での聖火リレーは、磐石の態勢でスムーズに進めるだろう」とコメントしている。それはそうだろう。今般の聖火リレーは、全体主義にとっては最もふさわしいイベントなのだから。要するに、全体主義に奉られた聖火リレーが、何事もなく無事に終わるということは、自由も民主主義もない国であることを証明するのである。日本は?

April 13, 2008

入学金未納、式出席許さず 新入生2人に千葉の県立高

 下記は、杓子定規な学校の対応についての共同通信の配信。別の報道では、学校側は「授業料の滞納が多いため、やむを得ずとった措置」と主張しているとのことである。
 結局、当該生徒の保護者が入学金を当日に収めたのだから、こんなに大きな問題になることはなかったはずである。「条例で決定されている」とか「説明会で説明した」というのが学校側の主張。一方、教職員側は「あまりにも官僚的対応」と批難しているという。
 似たような事例としては、給食費や修学旅行の積立金未払いなどで、公立小中学校でよくある話である。ただ、校長と教職員の関係がスムーズな学校では、普通はこんなに大きな問題は発生しない。両者の関係がギクシャクしている場合に、往々にしてこの種の問題が発生する。
 両者の関係がギクシャクするのは、校長や副校長側が全てを、指導要領、条例・規則、あるいは慣習、慣例というものから判断し、その枠に入らないような事例を排除するような場合であり、なおかつ、それを教職員側がつるし上げにも似た批難の応酬を学校長側に続けるような場合である。どちらの主張に正当性があるのかという判断も大切だろうが、生徒不在の管理職と教職員との労使紛争に発展するのである。
 今回のケースの背景はわからない。しかし、報道された範疇だけで判断すれば、学校側の対応はあまりにも杓子定規的であり、今後の学校運営に支障をきたしかねないだろう。管理職が順法精神に溢れているのは結構だが、世の中には情状酌量というものがあるのである。「法律に決められたことだからその通りにするのが当たり前」と、全ての判断と対応をしていくのは、法律の側だって想定はしていない。車のハンドルのように適度な「遊び」というものが、法律の運用にも学校運営にも必要なのである。

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入学金未納、式出席許さず 新入生2人に千葉の県立高

2008/04/13 12:25 【共同通信】

 入学金など約9万円が未納として、千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長)が新入生の男女2人を8日の入学式に出席させなかったことが13日、分かった。2人は式当日中に入学金を納め、入学を許可されたという。
 同校の須藤信夫教頭は「入学金を納めないと入学を認めないという県条例に従った。事前の相談があれば一部納入でも構わなかった。判断に問題はない」と話している。
 県教育委員会によると、入学式は8日午前10時からあり、新入生159人のうち入学金を納めていない2人を校長の指示で別室に待機させた。
 男子生徒は電話で家族に入学金を持ってくるよう頼み、式終了直後の午前11時ごろ納入。女子生徒は保護者と一度帰宅後、夕方に一部を納入した。それぞれ校長室で名前を読み上げられ、入学が許可されたという。
 同校は3月に開いた入学説明会で、式当日に入学金5650円や4月分授業料、教材費など計約9万円を持参するよう説明。納入が困難な場合は事前に相談するよう指導したという。

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不思議な寄付金

 昨日、12日の夜、フジテレビの映画「アンフェア」を観た。内容は観た方はご存知の通り。観ていない方のために簡単に説明すると、警察内部の不正を暴こうとする警察官がテロリストとなり、身代金を要求する。主人公の女性警察官がそれに立ち向かうのだが、警察内部の誰がテロリストの内通者なのかが最後までわからない、というもの。そして、テロリストが身代金として奪おうとした80億円が、なぜか犯罪被害者支援団体に匿名で寄附される、ということでおしまい。
 その映画の中身が気になったのではなく、最後にテレビニュースの形式でのメッセージとして、「犯罪被害者支援団体に、海外から80億円も寄附されました。同団体では寄付者を探しています」というところが私にとって気になった。不思議な寄付金ということである。
 実は、調査会が発足してまもなく、ある沖縄の女性の方から100万円もの大金が郵便振替で送られてきた。なぜか、メモに「神様のご加護がありますように」と書き添えられていた。早速、「沖縄に出張の折には是非直接お礼を申し上げたい」と書き添えて、お礼状を送った。しばらくして、沖縄に出張の機会があり、その女性の自宅を探し当てて、お礼を一言したいと思って訪問した。
 その家は、那覇市の中心部で、丘の中腹にある立派な建物だった。門を開けて呼び鈴を鳴らすと、年配の男性が出られた。そこで訪問の趣旨を伝え、当該の女性にお会いしたいと告げた。するとその男性は不思議そうな顔をして、「ともかくお入り下さい」と言われた。応接部屋に通されると、当該の女性と思われる写真が何枚も飾られていた。その男性は、開口一番「寄附をしたという○○は、その写真の人物で、すでに7年前に亡くなっています。私が調査会に寄付したということもありません」。私は一瞬何のことかわからず、呆然としていると、その男性は、「○○は信仰心の厚い人物で、他の人からも愛されていました。おそらく、その人からの寄附でしょう」と言われた。その男性の言葉で納得はしたものの、なぜ亡くなった人の名前で寄附をされたのか、疑問は残ったまま、そのお宅を後にした。
 思えば、不思議な寄付金があるものである。間接的にでも、お礼の気持ちは伝えたいと思っていて、今日まで何もしなかった。「アンフェア」を観て、せめてこの場でお礼を申し上げたいと思った次第である。


聖火リレー「警備は日本がする」国家公安委員長

 下記は、夕刊フジの配信。誠にご苦労様である。中国政府が手配した得体の知れない「青い聖火防衛隊」に守られた「聖火」は、聖なるものでもなんでもないだろう。
 だいたい、今回の「聖火」騒ぎに私がイライラがつのるのは、中国政府が「聖火」を人質にして、中国の人権抑圧状況をカモフラージュさせようとしているところにある。「聖火」そのものにうらみも何もないが、それを中国政府が政治的宣伝に使い、「聖火」に抗議するものを「平和の祭典を破壊するテロリスト」と定義していることである。厚顔無恥というのはこういうことを言うのだろう。
 そして、もっとイライラがつのるのは、自由と民主主義を標榜する各国で、「聖火」をぐるりと警察が囲み、あるいは市民をだまくらかしてまで、「聖火」をまもって体面を保持しようとしていることである。堂々と、「中国にマニピュレートされた聖火なんかお断り」というような政府はどこにもない。
 日本政府も体面を保持するために、長野で磐石の警備体制をしいて、何事もないようにするのだろう。大量の警察官に守られて体面を保持するだけの「聖火」なんてものに、どれだけの苦労を現場の警察官にさせる価値があるのだろうか。
 共産主義の赤い血で塗られた「聖火」なんて真っ平ご免である。

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2008年4月12日(土)18時21分配信 夕刊フジ

 長野市で予定される聖火リレーについて、泉信也国家公安委員長は11日の閣議後会見で「警備は日本の警察がするのが大原則」と述べ、中国側の青い軍団が伴走しながら警備することに否定的な見解を示した。
 泉委員長は「伴走者の身分が分からないので、きちんとしないといけない」と指摘。海外で伴走者が妨害を阻止した行為について「日本では歓迎しない」と語った。

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April 11, 2008

踊る大総理線 19

某月某日 首相官邸にて

福田総理
「私はかわいそうになるぐらい待っているんですよ」
補佐官
「それは拉致被害者の帰国のことですね」
福田総理
「違う。新しい日銀総裁だ」
補佐官
「では、拉致被害者の帰国についてはどのようにお考えですか。ご家族はかわいそうになるぐらい帰国を待っていますよ」
福田総理
「それは待ってもらうしかない」

*まだらボケ眞鍋注:「かわいそうなぐらい待っている」のは福田総理じゃないのではないかなぁ。

雄武町の調査

 しばらく北海道の調査に行ってきました。中心は雄武町。渡辺秀子さんの足取りを確認するためでした。
 雄武町への訪問はこれで三度目。これまで調査できなかったことを調べてきました。主な目的は、渡辺秀子さんの元の同僚の人たちとの面会。地元の方のご協力で、なんとか面会を果たすことができました。
 さて、その中で、今までの認識と異なることがいくつか出てきましたので、その報告とかつてこのプログで記したレポートの修正をしたいと思います。

1.渡辺秀子さんは、昭和36年(1961年)の春から秋にかけてだけ雄武町に滞在したこと。
 関係者の証言では、渡辺秀子さんはほんの数ヶ月だけ雄武町にいたとのことでした。その間の夏に、雄武町商工会主催の「ミス・ハナガタ」に当選したとのことです。雄武町を離れてからの足取りは不明です。
2.後に渡辺秀子さんの夫となる高大基は、渡辺秀子さんの店には入らず、近くの旅館に滞在していたこと。
 関係者によれば、高大基は店にはよらなかったとのことです。雄武町に来る前からすでに、恋人関係にあったようです。
3.高大基は、一人ではなく、他に二人の謎の男性と一緒に、近くの旅館に滞在していたこと。
 この謎の男性の存在は、以前から指摘されていましたが、はっきりとした証言を得ることができました。

 さて、こうなってくると「雄武町の割烹に高大基が通いつめて、渡辺秀子さんと恋に落ちた」というストーリーとは全く異なることになりました。もっと前の網走時代から、知り合いだったことになります。渡辺秀子さんがどうして高大基と知り合ったのかという謎は、解明されるどころか、もっと深まってきました。
 また、今回、渡辺秀子さんの勤めていた割烹の中を見ることができました。外観は朽ちていますが、内部に入ると、当時の栄華を物語るような、立派な柱や襖が遺されていました。ほこりだらけでしたが、今ではとても入手できないようなものばかりでした。いかに当時の雄武町が繁栄していたかを物語っています。一方で、ここに渡辺秀子さんが働いていたのかと思うと、なんとも切ない思いをした次第です。


April 02, 2008

踊る大総理線 18

元気が出てきたので、久しぶりに「踊る大総理線」を思いつきました。ただし、駄作です。

某月某日 ピョンヤンにて

秘書官
 「日本では道路特定財源とかいう変な制度で、福田が窮地に陥っています」
金正日
 「なんだそれは?」
秘書官
 「石油に税金をかけて、それを地方に分配して道路を整備しているようです」
金正日
 「なんでそんなもんで福田が窮地に陥るんだ?おろかなことだ。わが国ではありえん」
秘書官
 「その通りです!! なにせわが国では石油を他国からかっぱらうので税金は関係ありません。しかも、道路といったって、誰も通らない将軍様専用の道路にカネを使うだけですから!!」
金正日
 「おまえなぁ...」

北朝鮮 李大統領を「おべっか使い」と非難

 このところ静かだった北朝鮮が元気を取り戻している。お蔭様で、私も元気になってきた。北朝鮮には「反日パワー」があり、日本には「反北朝鮮パワー」がある証明だ。お互いにケンカしているうちが元気でよい、ということかもしれない。
 さて、下記の毎日新聞の報道のように、韓国の李明博大統領への非難というよりも「悪口」を続けている。日本の新聞では書いていないようだが、Herald Tribuneの4月2日号によれば、李大統領を「裏切り者」と「米国へのおべっか使い」と非難したとの由。誠にお疲れ様です。

ちなみに、Herald Tribuneには次のように記載されている。

North Korea unleashed a tirade against South Korea's new president, Lee Myung Bak, on Tuesday, calling him a "traitor" and " U.S. sycophant" before his summit meeting later this month with President George W.Bush.

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<北朝鮮>「瀬戸際戦術」で譲歩狙う? 韓国大統領非難

2008年4月2日(水)2時38分配信 毎日新聞

 【ソウル中島哲夫】北朝鮮の「労働新聞」が1日付の論評で李明博(イミョンバク)韓国大統領を激しく非難し「破局的事態」に言及したのは、危機を演出して譲歩を引き出そうという典型的な「瀬戸際戦術」と言える。問題は局地的な武力衝突の可能性を排除できないという点だ。
 北朝鮮は3月24日以降、開城工業団地内の韓国政府要員の撤収要求▽黄海で短距離ミサイル発射▽韓国軍幹部の発言をめぐり韓国側当局者の軍事境界線通過遮断を宣言--などを矢継ぎ早に行った。30日には「我々の核基地」を狙う動きには先制攻撃で応じ、その結果は「火の海程度でなくすべて灰の山になる」との評論を朝鮮中央通信が配信した。
 これは単に李明博政権への威嚇ではない。北朝鮮報道機関の論評には、韓国が米国、日本との連携を強め、核問題解決の圧力が強まることへの警戒感が満ちている。6カ国協議が停滞する中、核開発の実態を隠したまま利益を得ようという意図もうかがえる。
 韓国青瓦台(大統領官邸)報道官は1日の労働新聞論評について「北朝鮮の真意を分析する必要がある」と冷静な姿勢を示した。9日投票の総選挙にも、今のところ大きな影響はなさそうだ。
 ただ、北朝鮮は威嚇に効果がない場合、さらに緊張を高めようとする場合が多い。未然の防止は関係諸国の課題と言える。

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March 23, 2008

チベットの思い出

 長期の出張と、おまけに全く成果があがらない調査の連続、そしてまた、拉致被害者救出運動のゴタゴタ、そしてまたまた日本政府の鈍い対応への嫌気などからブログの更新を怠っていました(怠けている理由にすぎませんが)。
 ぼちぼちとまた復活させていきます。

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 昨日の3月22日、東京でもチベット問題でのデモ行進があった。私も参加したかったのだが、個人的な用事があり、不参加。北朝鮮問題に真摯に取り組んでいる人たちも、そのデモに参加した模様である。北朝鮮問題は、中国問題と同義でもあり、そしてその延長線上にチベット問題もある。北朝鮮問題に関心がある人が、チベット問題にも取り組むのは、自然な流れでもある。
 さて、私がチベット問題に関心を持ったのは、若かりし頃で、民社党青年部に所属していたときだった。ペマ・ギャルポ先生を講師にお招きして勉強会を開催したり、小林秀英さんが主催する中国大使館前での抗議行動にも参加した記憶がある。
 中でも、思い出深いのが、亡命チベット政府の重鎮であるデュプトゥク殿下との面会である。殿下はダライ・ラマの後継者と目される方なのだが、とても気さくな方だった。一度、民社党青年部(その時はすでに解党し、民社ゆーすという組織に変更)の勉強会にお招きした。昼食をとりながらといってもコンビニ弁当である。殿下はそのコンビニ弁当をおいしそうに食べられた。今から思えば冷や汗であるが、殿下の気さくな雰囲気を味わえたひと時だった。その後、私が友人と台北を訪問したときに、バッタリとホテルでデュプトゥク殿下と再会した。私がお声をかけると「これからブラッド・ピットと昼食だ」と言って、手を振りながらどこかに行かれた。たったこれだけの思い出だが、私がチベット問題に少なからず関心を持っている一つの根拠である。
 ダライ・ラマは、中国から高度な自治を勝ち取ることを政治的目標にかかげている。現実的な道なのだが、それはダライ・ラマ自身もそしてチベットの人たちも本意ではないだろう。本意ではなくとも、現状からすれぱベストではないが、ベターな選択であろう。しかし、チベットが中国によって侵略され、主権を奪われたという歴史的事実は変わらない。その事実を中国共産党が捻じ曲げ、対外的も国内的にもウソのプロパガンダを流し続けている。
 その理由は、中国のチベット利権や台湾の独立問題などと密接にリンクしているからであり、事実を事実と認められないのである。中国が歴史を隠蔽し改ざんしていくことで、自分たちの利益を守ろうとしているのだが、それはお天道様が許すはすがない。ソ連が1980年のモスクワオリンピックからそう遠くない時期に崩壊したように、中国も北京オリンピック後のそう遠くない時期に崩壊するかもしれない。それは、ソ連と同様に、歴史的事実を捻じ曲げ、隠蔽し、国民の人権を抑圧し、そして対外的プロパガンダを繰り返していくうちに、国内的な矛盾と軋轢が増していくからである。要は共産主義体制の崩壊である。もちろん、一刻も早く共産主義体制が崩壊することを望むのみである。


February 28, 2008

踊る大総理線 17

 自民党や民主党に北朝鮮との「融和議連」ができたことで、前途を祝して久々に小話を考えました。できはイマイチですが。

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某月某日 永田町にて 「融和議連」の会議の場

福田首相
 「北朝鮮と融和をとりつけるために、まず日本が何をすべきかのご意見をお聞きしたい」
 ワイワイガヤガヤ・・・
岩国議員
 「そりゃ、まずは、日本の資金でピョンヤンに全天候型ドームを建設することから始めましょう。出雲でもそうしたし」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「また赤字施設を作るのか!!」というヤジあり。
横峰議員
 「そりゃあ、まずは、日本の資金で万景台にゴルフ場を建設するのがいい」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「そのゴルフ場でサクラを売るのか!?」というヤジあり。
○×議員
 「北朝鮮と融和する前に、自民党と民主党が融和して、道路特定財源を一般財源化して、それを北朝鮮への資金提供にして、あーでもない。こーでもない」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「自民党と民主党が融和する前に、オレたちが融和しろ!!」とのヤジあり。
石井議員
 「いや。まずは、○◎+*×△!!▲」
 ワイワイガヤガヤ・・・・。ヤジも聞き取れず。
山崎議員
 「いや。まずは、女性のようにもてなしてくれるマッサージ・チェアを開発して、それを偉大なる首領様に贈るのが良い」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「それが一番よい!!」というヤジあり。
福田首相
 「皆さん、真面目にお考え下さい」

February 27, 2008

「あたご」について想う

 下記は、軍事評論家で元航空自衛隊基地指令の佐藤守さんのブログから。
 「あたご」事故の報道を見るにつれて、私も感じていたことが書かれているので、ご本人の了解なしで転載させていただいた。
 不肖私も瀬戸内海で暗躍した真鍋水軍の末裔であり、親戚にも船乗りがいて、少々海商法も大学時代にかじっていた。そんなことから、今回の事故でメディアの「あたご」叩きと石破大臣辞任への誘導の報道に疑問を持つと同時に、被害者側の船舶運行について疑問を持っていた。それについて、佐藤守さんが軍事評論家の観点から端的に指摘されている。
 被害者のお二人には忍びないが、彼らがなぜ直進を続けたのか、ということが全く報道されていないのが不思議に思う最大のポイントである。多少の船の知識があれば、船舶航行には右側にある船に優先権が有り、衝突回避のために「互いに」右に旋回していく国際ルールは当たり前のこと。今回の事故は、両者ともに直進をしているのである。だから、「あたご」にも責任はあるし、当然のように「清徳丸」にも回避義務があったのである。その点がまったく指摘されない。
 なぜ、両者が直進したのだろうか。この点について、「あたご」側が、小さい船がよけてくれる、という予断を持っていたというようにも言われている。だいたい、巨大な船と小さな船とでは、緊急時での機敏さが異なるのは誰でも判るものである。国際ルールといっても、現実にはそのルールを守っていたら、危険な水域ではかえって危ないのである。
 ものは試しで、三浦半島から浦賀水道を眺めてもらいたい。世界一危険な海域に、大は20万トンクラスの巨大タンカーから、2メートルにも満たないヨットまで、東西南北入り乱れて航行している。そこに、「右側優先」の大原則を適用したら、大型タンカーは直進できないで、右回りにグルグル回らなくてはならなくなる。巨大タンカーがグルグル回ったら、それこそ小さい船は大迷惑である。
 別に自衛隊を擁護するつもりではない。実際に、防衛省内で情報の隠蔽とかごまかしがあったとすれば由々しきことである。それは非難されても仕方があるまい。しかし、今回の事故を盛んにメディアが取り上げて、自衛隊「叩き」を繰り返している理由は、再発防止とか事実の検証というよりも、最新鋭イージス艦という「絵になる」戦艦が起こした事故だからなのであろう。だから、「清徳丸」の側が「直進」し、「回避義務」をとらなかった過失の可能性については全く触れないのであろう。
 いずれ、海難審判でこの辺の事実関係が明らかになってくるのであろうが、事故の一方の当事者のみを「叩く」のは、為にして行うものであり決して好ましいものではないと思う。


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軍事評論家=佐藤守のブログ日記 ■軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!■

2008-02-23 石破大臣は続投せよ!

■石破大臣は続投せよ!

 (略)
私も、この数日の報道から受ける感じは、行動を共にしていた4隻の漁船(団?)の行動に疑問を
感じている。
 産経新聞の図を参考にするが、自分の方に“優先権がある”から危険を覚悟で大型船の直前を突っ
切る行為は、例えは悪いが海の暴走族ではないか?海上衝突予防法がどうであろうと、状況から判断
して、衝突を防止するように行動するのが[プロ]の腕である。事実、金平丸は無理だと判断して、
法律上の“優先権”を無視して左へ反転しているが、これは厳密に言えば「法律違反」になるのか?
 「あたご」の直前をかすめて通過した幸運丸はその名の通り「幸運」だっただけではないか。果たし
て接近してくる巨大な「あたご」の艦影を視認していたのだろうか?ましてやまるで「自爆」するか
のごとく直進していった「清徳丸」の動きは理解に苦しむ。
 現役時代、空中戦闘訓練で、互いに急接近したことがたびたびあったが、状況を瞬時に判断して回
避するのが習い性になっている私にはどうしても理解できないのである。
 勿論、如何に自分の方に「優先権」があろうとも、事故が起きてからでは元も子もない。君子危う
きに近寄らず、が基本であった。
 私も、都心からこの地に転居してからというもの、右折しようと交差点で待っていて、右折矢印が
表示されたので発進しようとした時、信号を無視して直進してくる車が多くて困惑している。
 私はまだ死にたくないから、「優先権」を放棄?して無謀な車をやり過ごすことにしているが、命
あってのものだね、権利を主張する気にはなれない。
 陸上と海上では何かが違うのかもしれないが、今回の事故はどうもおかしなところが多いから、感
情にとらわれない「再発防止のための調査」を実施して欲しいと思う。

(以下略)

*****

ニューヨーク・フィルハーモニーの思い出

 昨日、ピョンヤンでニューヨーク・フィルハーモニーの演奏会が開催されたことはご案内の通りである。肝心の演奏会の中身については、聴くことができないのでなんともいえない。金正日が会場に姿を見せなかったとか、この演奏会の資金を提供したのが日本人大富豪の女性だとか、両国の国歌とかアリランを演奏しただとか、演奏の中身以外の話題を提供してくれた。おまけに、この演奏会の裏側で核開発の交渉が行われたとか、当たり前のことだが政治色一杯のイベントだった。ついでに、今度はエリック・クラプクトンまでがピョンヤン公演を行うのだそうだ。大いに結構なことである。この勢いで、日本のオニャンコクラブ再結成記念コンサートをピョンヤンで開催したらよかろう。
 さて、実は不肖私もニューヨーク・フィルハーモニーのメンバーと一緒に演奏会をしたことがある(私はホルン吹きである。ホラ吹きではない)。実に、20年ぐらい前のこと。それは、懐かしの東京駅コンサート、通称「エキコン」でのことだった。トヨタが主催して、アマチュア・プレイヤーを集めた「丸の内交響楽団」を結成し、東京駅丸の内改札口のホールを演奏会場にして、何曲か一緒に演奏したという次第。演奏した曲名は忘れてしまった。チャイコフスキーの交響曲第四番だったかもしれない。一緒に演奏したニューヨーク・フィルのホルン・プレイヤーから、終わった後に親指を立ててもらったことだけは記憶にある。
 実は、この頃のニューヨーク・フィルは経営的に破綻状態で、キンマン国のアマチュア・プレイヤーのイベントにも、名門ニューヨーク・フィルのメンバーが出張して、身銭を稼いでいたというわけである。
 その後今回のピョンヤン公演で指揮をとったロリン・マゼールが音楽監督になって、だいぶかつての名門の雰囲気を復活させているが、実態はどうなのだろう。もしかしたら、財政的には依然苦しくて、かつての「エキコン」の方法論をまねて、日本人大富豪の話に乗ってピョンヤンに身銭を稼ぎに行ったのだろうか。
 

February 23, 2008

シリーズ渡辺秀子・高姉弟事件 9

再会を求めて

 渡辺秀子さんの妹で高敬美・剛の叔母である鳥海冏子さんが、唯一の彼らの親族である。鳥海冏子さんは、帯広に住み、三人の帰国と再会を心待ちにしている。
 しかし、彼女にはある心のわだかまりがあった。
 「私の姉の夫である高大基は、北朝鮮の工作員だった。もしかすると他の人を拉致した犯人かもしれない。そんな人の義理とはいえ妹が、拉致被害者の家族の人に会えることはできない」
 この心のわだかまりは、特定失踪者問題調査会に届出て、刑事告訴をした後にも残ったままだった。
 2007年4月に一気に物事が動き、高敬美・剛の事件が警察当局によって拉致被害者として断定された。拉致被害者の親族である限り、拉致被害者家族連絡会(家族会)に入って、一緒に活動していくのが筋だろう。しかし、鳥海冏子さんにとっては、そのわだかまりがある限り、家族会への門を叩くことには逡巡していたのであった。
 2007年4月20日、東京に出て、内閣府や拉致議連への要請を機に、家族会の代表である横田ご夫妻と面会した。
 私は「今の気持ちのすべてをご夫妻にお話してみてください」とだけ伝え、鳥海冏子さんと横田ご夫妻だけの短い会談をセットした。
 たった10分程度の面会時間だったが、終わったあとの鳥海冏子さんの表情は、これまでとは違うものだった。
 その後の記者会見で、横田ご夫妻との面会時の感想を尋ねられた時、鳥海冏子さんは「私のわだかまりの全てを聞いてもらいました。横田さんからは、皆な色々な事情を抱えているのだから、大丈夫ですよ。一緒に頑張りましょう、と声をかけられました」と答えた。鳥海冏子さんは、横田ご夫妻から、この一言を聞くために北海道から上京したといってもよい。救われなくてはならない人から、救われたのだった。
 北朝鮮金正日政権による拉致という国家犯罪は、犯罪被害者の家族までも、加害者の意識をもたせるものなのであろうか。あるいは、加害者だと思われる人物も、あるいは被害者ではないのだろうか。加害者の立場に立つ高大基も、実は金正日政権の犯罪による被害者でもある。拉致という犯罪での加害者・被害者という区分は、金正日の犯罪の前では意味をなさないのである。

追記:今回をもちまして、「シリーズ:渡辺秀子、高姉弟事件」をとりあえず、終了します。お読みいただきありがとうございました。

February 21, 2008

シリーズ渡辺秀子・高姉弟事件 8

ユニバース・トレイディンク社とよど号犯人

 ユニバース・トレイディング社を舞台とした渡辺秀子親子の拉致・殺害事件は、木下陽子が渡辺秀子さんを殺害し、高敬美・剛さんを拉致したことで闇に葬られたかと思われた。それが、全く関係性がないと思われていたよど号犯人の動きから、意外なところでこの事件が他の拉致問題やよど号事件関係者との接点を持つことが判明した。それが、よど号犯人グループの一人、柴田泰弘が日本へ1985年頃再入国し、後の1988年5月に逮捕されたことだった。
 この柴田の再入国事件は、単純な偽装入国のようだが、この柴田の再入国の背景にある人間関係が多くの広がりを持つものだったことが後に判明した。
柴田が本名で日本に再入国などできるはずがない。柴田は、ユニバース・トレイディング社に勤めていたN.S.の弟のパスポートを持って日本に入国したのであった。
 柴田は、よど号の妻の一人の八尾恵と北朝鮮で結婚し、二人の子どもをもうけた。その八尾恵が1983年に有本恵子さんの拉致に手を染めたのち、1984年には日本に帰国していた。ここで有本恵子さんと柴田との関係性も疑われる。柴田は神戸のS高校の卒業生である。八尾恵が拉致した有本恵子さんが、S高校の卒業生だったという事実からして、まったくの偶然だったとは考えにくい。有本恵子さんの高校時代に在職していた女性教師のN.S.が主体思想研究会のメンバーだったことからも、有本恵子さんが欧州に旅立つ以前に、S高校を舞台にして何らかのつながりがあったとも推測できよう。
その八尾恵に北朝鮮に向かうことのきっかけを作った在日朝鮮人のF.Y.は、N.S.の妻であるN.R.と朝鮮総連の留学生同盟を通じた仲間だった。N.R.は、渡辺秀子さんの夫であるユニバース・トレイディング社に勤務中の高大基とも親交があったという。
さらに、この留学同を通じた人間関係は広がっていく。『朝鮮総連工作員』という著書を記して秘密組織「洛東江」の実態を暴いた張龍雲、田中実さんの拉致に関わったという疑惑を持たれているソウ廷楽や、昨年脱税で逮捕された達川相珍などとの関連性を含めれば、限りなく広がっていく。ソウ廷楽は、ユニバース・トレイディング社の実質的な創立者である金炳植が別途設立した「ふくろう部隊」の一員でもあったという。
 また、同じよど号犯人グループの一人で、1996年にカンボジアで拘束され、その後の2000年に日本に移送された田中義三とユニバース・トレイディング社とのつながりもある。田中義三の妻である水谷協子の兄の妻は、渡辺秀子事件の後の話ではあるが、ユニバース・トレイディング社に勤務していた。
 こうした一連の人間関係は、ユニバース・トレイディング社という存在が、よど号グループと密接に関係したことを物語る。そして、なによりもその関係性の中で実行された渡辺秀子親子拉致・殺害事件を解明していくことは、拉致問題全体の解明にもつながるものだと言えよう。しかし、残念ながら、高敬美・剛さんを警察庁が拉致被害者だと断定した以降、ユニバース・トレイディング社とよど号関係者を通じた拉致問題の全容解明の動きは見えないのである。

February 17, 2008

都道府県に自衛官配置 消防庁の検討会最終案

 下記は、共同通信の配信記事。
 これが、20世紀だったとしたら、おそらく地方自治体の議会では大騒ぎになったことだろう。なにせ、地方自治体と自衛隊が何がしかの関係性を持つだけで、「胡散臭い」といわれていたぐらいだからだ。
 実態として、災害などの緊急事態で自衛隊に出動要請することなどは数多くあったのだが、驚くべきことに、地方自治体の防災基本計画に自衛隊との連携とか協力といった文言は無かったのであった(もしあった自治体をご存知だったら、是非お知らせしてください)。その理由は簡単である。「書くとサヨクがう