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10 posts from February 2008

February 28, 2008

踊る大総理線 17

 自民党や民主党に北朝鮮との「融和議連」ができたことで、前途を祝して久々に小話を考えました。できはイマイチですが。

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某月某日 永田町にて 「融和議連」の会議の場

福田首相
 「北朝鮮と融和をとりつけるために、まず日本が何をすべきかのご意見をお聞きしたい」
 ワイワイガヤガヤ・・・
岩国議員
 「そりゃ、まずは、日本の資金でピョンヤンに全天候型ドームを建設することから始めましょう。出雲でもそうしたし」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「また赤字施設を作るのか!!」というヤジあり。
横峰議員
 「そりゃあ、まずは、日本の資金で万景台にゴルフ場を建設するのがいい」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「そのゴルフ場でサクラを売るのか!?」というヤジあり。
○×議員
 「北朝鮮と融和する前に、自民党と民主党が融和して、道路特定財源を一般財源化して、それを北朝鮮への資金提供にして、あーでもない。こーでもない」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「自民党と民主党が融和する前に、オレたちが融和しろ!!」とのヤジあり。
石井議員
 「いや。まずは、○◎+*×△!!▲」
 ワイワイガヤガヤ・・・・。ヤジも聞き取れず。
山崎議員
 「いや。まずは、女性のようにもてなしてくれるマッサージ・チェアを開発して、それを偉大なる首領様に贈るのが良い」
 ワイワイガヤガヤ・・・。「それが一番よい!!」というヤジあり。
福田首相
 「皆さん、真面目にお考え下さい」

February 27, 2008

「あたご」について想う

 下記は、軍事評論家で元航空自衛隊基地指令の佐藤守さんのブログから。
 「あたご」事故の報道を見るにつれて、私も感じていたことが書かれているので、ご本人の了解なしで転載させていただいた。
 不肖私も瀬戸内海で暗躍した真鍋水軍の末裔であり、親戚にも船乗りがいて、少々海商法も大学時代にかじっていた。そんなことから、今回の事故でメディアの「あたご」叩きと石破大臣辞任への誘導の報道に疑問を持つと同時に、被害者側の船舶運行について疑問を持っていた。それについて、佐藤守さんが軍事評論家の観点から端的に指摘されている。
 被害者のお二人には忍びないが、彼らがなぜ直進を続けたのか、ということが全く報道されていないのが不思議に思う最大のポイントである。多少の船の知識があれば、船舶航行には右側にある船に優先権が有り、衝突回避のために「互いに」右に旋回していく国際ルールは当たり前のこと。今回の事故は、両者ともに直進をしているのである。だから、「あたご」にも責任はあるし、当然のように「清徳丸」にも回避義務があったのである。その点がまったく指摘されない。
 なぜ、両者が直進したのだろうか。この点について、「あたご」側が、小さい船がよけてくれる、という予断を持っていたというようにも言われている。だいたい、巨大な船と小さな船とでは、緊急時での機敏さが異なるのは誰でも判るものである。国際ルールといっても、現実にはそのルールを守っていたら、危険な水域ではかえって危ないのである。
 ものは試しで、三浦半島から浦賀水道を眺めてもらいたい。世界一危険な海域に、大は20万トンクラスの巨大タンカーから、2メートルにも満たないヨットまで、東西南北入り乱れて航行している。そこに、「右側優先」の大原則を適用したら、大型タンカーは直進できないで、右回りにグルグル回らなくてはならなくなる。巨大タンカーがグルグル回ったら、それこそ小さい船は大迷惑である。
 別に自衛隊を擁護するつもりではない。実際に、防衛省内で情報の隠蔽とかごまかしがあったとすれば由々しきことである。それは非難されても仕方があるまい。しかし、今回の事故を盛んにメディアが取り上げて、自衛隊「叩き」を繰り返している理由は、再発防止とか事実の検証というよりも、最新鋭イージス艦という「絵になる」戦艦が起こした事故だからなのであろう。だから、「清徳丸」の側が「直進」し、「回避義務」をとらなかった過失の可能性については全く触れないのであろう。
 いずれ、海難審判でこの辺の事実関係が明らかになってくるのであろうが、事故の一方の当事者のみを「叩く」のは、為にして行うものであり決して好ましいものではないと思う。


*****


軍事評論家=佐藤守のブログ日記 ■軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!■

2008-02-23 石破大臣は続投せよ!

■石破大臣は続投せよ!

 (略)
私も、この数日の報道から受ける感じは、行動を共にしていた4隻の漁船(団?)の行動に疑問を
感じている。
 産経新聞の図を参考にするが、自分の方に“優先権がある”から危険を覚悟で大型船の直前を突っ
切る行為は、例えは悪いが海の暴走族ではないか?海上衝突予防法がどうであろうと、状況から判断
して、衝突を防止するように行動するのが[プロ]の腕である。事実、金平丸は無理だと判断して、
法律上の“優先権”を無視して左へ反転しているが、これは厳密に言えば「法律違反」になるのか?
 「あたご」の直前をかすめて通過した幸運丸はその名の通り「幸運」だっただけではないか。果たし
て接近してくる巨大な「あたご」の艦影を視認していたのだろうか?ましてやまるで「自爆」するか
のごとく直進していった「清徳丸」の動きは理解に苦しむ。
 現役時代、空中戦闘訓練で、互いに急接近したことがたびたびあったが、状況を瞬時に判断して回
避するのが習い性になっている私にはどうしても理解できないのである。
 勿論、如何に自分の方に「優先権」があろうとも、事故が起きてからでは元も子もない。君子危う
きに近寄らず、が基本であった。
 私も、都心からこの地に転居してからというもの、右折しようと交差点で待っていて、右折矢印が
表示されたので発進しようとした時、信号を無視して直進してくる車が多くて困惑している。
 私はまだ死にたくないから、「優先権」を放棄?して無謀な車をやり過ごすことにしているが、命
あってのものだね、権利を主張する気にはなれない。
 陸上と海上では何かが違うのかもしれないが、今回の事故はどうもおかしなところが多いから、感
情にとらわれない「再発防止のための調査」を実施して欲しいと思う。

(以下略)

*****

ニューヨーク・フィルハーモニーの思い出

 昨日、ピョンヤンでニューヨーク・フィルハーモニーの演奏会が開催されたことはご案内の通りである。肝心の演奏会の中身については、聴くことができないのでなんともいえない。金正日が会場に姿を見せなかったとか、この演奏会の資金を提供したのが日本人大富豪の女性だとか、両国の国歌とかアリランを演奏しただとか、演奏の中身以外の話題を提供してくれた。おまけに、この演奏会の裏側で核開発の交渉が行われたとか、当たり前のことだが政治色一杯のイベントだった。ついでに、今度はエリック・クラプクトンまでがピョンヤン公演を行うのだそうだ。大いに結構なことである。この勢いで、日本のオニャンコクラブ再結成記念コンサートをピョンヤンで開催したらよかろう。
 さて、実は不肖私もニューヨーク・フィルハーモニーのメンバーと一緒に演奏会をしたことがある(私はホルン吹きである。ホラ吹きではない)。実に、20年ぐらい前のこと。それは、懐かしの東京駅コンサート、通称「エキコン」でのことだった。トヨタが主催して、アマチュア・プレイヤーを集めた「丸の内交響楽団」を結成し、東京駅丸の内改札口のホールを演奏会場にして、何曲か一緒に演奏したという次第。演奏した曲名は忘れてしまった。チャイコフスキーの交響曲第四番だったかもしれない。一緒に演奏したニューヨーク・フィルのホルン・プレイヤーから、終わった後に親指を立ててもらったことだけは記憶にある。
 実は、この頃のニューヨーク・フィルは経営的に破綻状態で、キンマン国のアマチュア・プレイヤーのイベントにも、名門ニューヨーク・フィルのメンバーが出張して、身銭を稼いでいたというわけである。
 その後今回のピョンヤン公演で指揮をとったロリン・マゼールが音楽監督になって、だいぶかつての名門の雰囲気を復活させているが、実態はどうなのだろう。もしかしたら、財政的には依然苦しくて、かつての「エキコン」の方法論をまねて、日本人大富豪の話に乗ってピョンヤンに身銭を稼ぎに行ったのだろうか。
 

February 23, 2008

シリーズ渡辺秀子・高姉弟事件 9

再会を求めて

 渡辺秀子さんの妹で高敬美・剛の叔母である鳥海冏子さんが、唯一の彼らの親族である。鳥海冏子さんは、帯広に住み、三人の帰国と再会を心待ちにしている。
 しかし、彼女にはある心のわだかまりがあった。
 「私の姉の夫である高大基は、北朝鮮の工作員だった。もしかすると他の人を拉致した犯人かもしれない。そんな人の義理とはいえ妹が、拉致被害者の家族の人に会えることはできない」
 この心のわだかまりは、特定失踪者問題調査会に届出て、刑事告訴をした後にも残ったままだった。
 2007年4月に一気に物事が動き、高敬美・剛の事件が警察当局によって拉致被害者として断定された。拉致被害者の親族である限り、拉致被害者家族連絡会(家族会)に入って、一緒に活動していくのが筋だろう。しかし、鳥海冏子さんにとっては、そのわだかまりがある限り、家族会への門を叩くことには逡巡していたのであった。
 2007年4月20日、東京に出て、内閣府や拉致議連への要請を機に、家族会の代表である横田ご夫妻と面会した。
 私は「今の気持ちのすべてをご夫妻にお話してみてください」とだけ伝え、鳥海冏子さんと横田ご夫妻だけの短い会談をセットした。
 たった10分程度の面会時間だったが、終わったあとの鳥海冏子さんの表情は、これまでとは違うものだった。
 その後の記者会見で、横田ご夫妻との面会時の感想を尋ねられた時、鳥海冏子さんは「私のわだかまりの全てを聞いてもらいました。横田さんからは、皆な色々な事情を抱えているのだから、大丈夫ですよ。一緒に頑張りましょう、と声をかけられました」と答えた。鳥海冏子さんは、横田ご夫妻から、この一言を聞くために北海道から上京したといってもよい。救われなくてはならない人から、救われたのだった。
 北朝鮮金正日政権による拉致という国家犯罪は、犯罪被害者の家族までも、加害者の意識をもたせるものなのであろうか。あるいは、加害者だと思われる人物も、あるいは被害者ではないのだろうか。加害者の立場に立つ高大基も、実は金正日政権の犯罪による被害者でもある。拉致という犯罪での加害者・被害者という区分は、金正日の犯罪の前では意味をなさないのである。

追記:今回をもちまして、「シリーズ:渡辺秀子、高姉弟事件」をとりあえず、終了します。お読みいただきありがとうございました。

February 21, 2008

シリーズ渡辺秀子・高姉弟事件 8

ユニバース・トレイディンク社とよど号犯人

 ユニバース・トレイディング社を舞台とした渡辺秀子親子の拉致・殺害事件は、木下陽子が渡辺秀子さんを殺害し、高敬美・剛さんを拉致したことで闇に葬られたかと思われた。それが、全く関係性がないと思われていたよど号犯人の動きから、意外なところでこの事件が他の拉致問題やよど号事件関係者との接点を持つことが判明した。それが、よど号犯人グループの一人、柴田泰弘が日本へ1985年頃再入国し、後の1988年5月に逮捕されたことだった。
 この柴田の再入国事件は、単純な偽装入国のようだが、この柴田の再入国の背景にある人間関係が多くの広がりを持つものだったことが後に判明した。
柴田が本名で日本に再入国などできるはずがない。柴田は、ユニバース・トレイディング社に勤めていたN.S.の弟のパスポートを持って日本に入国したのであった。
 柴田は、よど号の妻の一人の八尾恵と北朝鮮で結婚し、二人の子どもをもうけた。その八尾恵が1983年に有本恵子さんの拉致に手を染めたのち、1984年には日本に帰国していた。ここで有本恵子さんと柴田との関係性も疑われる。柴田は神戸のS高校の卒業生である。八尾恵が拉致した有本恵子さんが、S高校の卒業生だったという事実からして、まったくの偶然だったとは考えにくい。有本恵子さんの高校時代に在職していた女性教師のN.S.が主体思想研究会のメンバーだったことからも、有本恵子さんが欧州に旅立つ以前に、S高校を舞台にして何らかのつながりがあったとも推測できよう。
その八尾恵に北朝鮮に向かうことのきっかけを作った在日朝鮮人のF.Y.は、N.S.の妻であるN.R.と朝鮮総連の留学生同盟を通じた仲間だった。N.R.は、渡辺秀子さんの夫であるユニバース・トレイディング社に勤務中の高大基とも親交があったという。
さらに、この留学同を通じた人間関係は広がっていく。『朝鮮総連工作員』という著書を記して秘密組織「洛東江」の実態を暴いた張龍雲、田中実さんの拉致に関わったという疑惑を持たれているソウ廷楽や、昨年脱税で逮捕された達川相珍などとの関連性を含めれば、限りなく広がっていく。ソウ廷楽は、ユニバース・トレイディング社の実質的な創立者である金炳植が別途設立した「ふくろう部隊」の一員でもあったという。
 また、同じよど号犯人グループの一人で、1996年にカンボジアで拘束され、その後の2000年に日本に移送された田中義三とユニバース・トレイディング社とのつながりもある。田中義三の妻である水谷協子の兄の妻は、渡辺秀子事件の後の話ではあるが、ユニバース・トレイディング社に勤務していた。
 こうした一連の人間関係は、ユニバース・トレイディング社という存在が、よど号グループと密接に関係したことを物語る。そして、なによりもその関係性の中で実行された渡辺秀子親子拉致・殺害事件を解明していくことは、拉致問題全体の解明にもつながるものだと言えよう。しかし、残念ながら、高敬美・剛さんを警察庁が拉致被害者だと断定した以降、ユニバース・トレイディング社とよど号関係者を通じた拉致問題の全容解明の動きは見えないのである。

February 17, 2008

都道府県に自衛官配置 消防庁の検討会最終案

 下記は、共同通信の配信記事。
 これが、20世紀だったとしたら、おそらく地方自治体の議会では大騒ぎになったことだろう。なにせ、地方自治体と自衛隊が何がしかの関係性を持つだけで、「胡散臭い」といわれていたぐらいだからだ。
 実態として、災害などの緊急事態で自衛隊に出動要請することなどは数多くあったのだが、驚くべきことに、地方自治体の防災基本計画に自衛隊との連携とか協力といった文言は無かったのであった(もしあった自治体をご存知だったら、是非お知らせしてください)。その理由は簡単である。「書くとサヨクがうるさい」ということだけであった。必要なことや当然のことを文章にするたけでうるさいことになり、面倒くさいことになるのだったら、書くのをやめて、実質的に「何気なく」連携をしていく方が得策ということだ。ましてや、自衛官が制服を着て市役所の防災会議に出るようなことを想定することでも、机がひっくり返るような感じであった。
 さすがに、阪神・淡路大震災を契機に、緊急時における自衛隊との連携というものに、観念論から批判をする声は静かになった。静かになったものの、連携や協力がより密接になったとは言えまい。総務省消防庁がこうした取組みを一層進めていくことを期待したいものである。

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 総務省消防庁は16日、大規模災害やテロの発生に備え、すべての都道府県に対し、自衛隊から自衛官を受け入れ、常駐配置するなど危機管理体制を拡充するよう求める方針を決めた。都道府県の危機管理部門の幹部に有事対応の権限を集約することや、担当者が緊急時に30分以内で登庁できる態勢整備も促す。
 拡充策は、消防庁の有識者検討会が2月中に報告書としてまとめ、これに基づき、同庁が都道府県に助言していく。個別の対応策は都道府県によって実施されているケースもあるが、同庁が全国一律に総合的な対策を進めるのは初めて。
 報告書の最終案は、初動対応を危機発生時の最大の課題に位置付け、日常から危機管理部門の職員に「図上訓練など実践的な研修」を定期的に実施するよう求める。

2008/02/16 【共同通信】

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February 09, 2008

チャンネル桜で「木村かほるさん」の報告

 来る2月15日、22日の「チャンネル桜」の「拉致問題アワー」において、木村かほるさんの拉致問題について、私がコメントします。是非ご覧下さい。
 木村かほるさんについての新証言は、一部で報道され、また青森や秋田のローカル紙、ローカル・テレビでは報道をしていただいていますが、国民的な認知も低く、また政府当局の取組みも十分ではありません。
 拉致問題の動きがなく、マスコミの取り上げも全体的に下火になっており、木村かほるさんをはじめとする特定失踪者の問題への国民的関心や運動が弱くなっているのが実態です。調査会へのカンパも平成19年度で、対前年度1000万円も減りました。これが如実に実態を表していると思います。
 もちろん我々の活動の弱さの証明でもありますが、どうか、関心と支援を持ち続けていただければと思います。

私も「毒入りギョーザ」を食べた!?

 昨日、帰宅したところ、愚妻より「あなた…。ウチも例のギョーザ食べてたわよ」との報告。生協から文書での連絡があり、我が家も件のギョーザを11月に購入していたらしい。そしてその文書には親切にも「絶対に食べないで下さい」との記述があった。「もう、とっくに食べたよ!!」
 そういえば、年末から腹の調子がおかしい。胃薬を飲み続けているのだが、一向に良くならない。愚妻いわく「気のせい。気のせい」。「気のせいですむか!!」なのだが、もう袋もとっくに捨てているし、検証の術はない。

 生協はご存知のように、大正期からの貧民救済運動の中から生まれた。賀川豊彦先生が主唱し、ドッチデール原則に基づいた、共助の精神を日常生活の中で実践しようというものである。賀川豊彦先生は、民社党の生みの親である西尾末広先生とも懇意だったようである(この点はまだはっきりしていない。西尾先生の著書にも、賀川先生の著書にも触れられていないようだ)。
 賀川豊彦先生の貧民救済運動の実践の場となったのが、「灘生協」である。今日では、全国で生協がスーパー顔負けの店舗を構えているが、もともとは貧民の食生活の改善あるいは食の安全からスタートした互助組織である。ゆえに、今回の「ギョーザ騒動」で生協の名前が出てきたのには、正直なところ残念である。生協は、この騒動をきっかけとして、組織の根本原理に基づいた運営をしていくように心がけてもらいたいものである。現在の生協の興隆と「ギョーザ騒動」の実態を、もし賀川豊彦先生が見られたら、何と言われるだろうか。

 
 

February 03, 2008

党議拘束の是非

 古くからの論点の一つだが、政党の決定に対して、個別の議員が自己の意思とは異なる決定だとして「異論」を唱えたり、採決で「造反」することの是非についてどのように考えるべきだろうか。いわゆる党議拘束の是非である。
 端的な例では、小泉政権時に「郵政民営化反対の造反組み」に対して、小泉元首相は「公認しない」という最大の処罰を行った。近い例では、民主党の小沢一郎代表も「オレと意見が違うなら、党を出て行け」と発言した。そして、今回の道路特定財源の問題について、今度は鳩山幹事長が「造反は許さん」ということである。
 巷の声も分かれている。「党の決定に従うのが所属議員の義務」というものと、「こんなに多様化した時代に、いちいち全ての政策に同意はできないだろう」というものである。
 私は後者の立場である。二大政党になればなる程、党内に異論や反論を内包せざるを得ないものである。その異論を、党の指導者が権力的に、また建前としての同意を個別の議員に求めたとしても、土台無理な話である。これが逆に小さな政党の分立状態であれば、個々の議員の多様な意見の違いは、それぞれの政党の中に収斂していく。
 二大政党とは、内部に政策的な矛盾を抱えるものであり、その矛盾を隠蔽しようとして指導者が権力的に押さえ込めば押さえ込むほど、内部分裂の要因を強くするのである。
 総選挙を前にして、党が一丸となって「道路特定財源」について訴えようとするときに、「造反」されるのは選挙にマイナスという判断だろう。民主党は、内部分裂を恐れて強権的な運営をしようとしているように見える。だが、それは逆の作用をもたらすのである。
 郵政にしろ、道路にしろ、こうした個別の政策で、他党との違いを鮮明にして選挙戦術にするという方法論は、自分たちの分裂を前提とした、あるいは覚悟の上での「背水の陣」ということであろうか。
 選挙戦術では成り立つ話だろうが、長期的には国民的な利益にはならないだろう。国民的な利益とは、民主党が多種多様な政策を内包した政党であり、党内外で自由で民主的な政策討議が行われる政党になることである。「非民主党」ということになることが、国民の利益を阻害することになる。
 むしろ、党議拘束をはずし、個別の議員の意思を明確に外に出していくことを許容する作戦の方が、民主党を支持する国民の声は大きくなるだろう。党内で強権的に言論の封殺をして、次の選挙で勝利したとしても、その次の選挙ではその逆の作用が発生するだろう。目先の選挙の勝利のことよりも、長期的な視野から、党議拘束の問題を考えてもらいたい。その上で、民主党が国民的な信頼を得て、政権を担えるだけの能力を持つ政党になってもらいたいものである。


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2008/02/02 造反に「厳しい処分」=民主・鳩山氏  時事通信

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は2日の全国政策担当者会議で、一部の議員が道路特定財源を一般財源化して暫定税率を廃止する党方針に異論を唱えていることについて「採決時にどう判断するかが大事だ。そのときにもし、反党的な行動がなされたら、当然ながら厳しい処分を考える」と明言した。

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踊る大総理線 16

 しばしば日本、韓国と中国の文化の違いを、「日本の島国根性」「韓国の半島根性」「中国の大陸根性」と称して、笑い話の対象としています。民団のおじさんなどとケンカしたときも、これを持ち出すと、互いに妙に納得するのが面白いところ。さて、その文化の違いをネタにしてみます。

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難破船に乗った乗客を助けるときの国民性の違い

某年某月某日 東シナ海の難破船にて

中国 「とりあえず、カネを出せ。カネを出さないと助けないぞ」
韓国 「今の政権では助けられないので、とりあえず、政権が変わるのをそこで待て」
日本 「とりあえず、お名前を教えてください。そして、どうしてあなたがそこにいるのかを正確に説明して下さい。助けるかどうかはその後に決定します」

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笑えない話ですが、ある脱北者によれば、日本人拉致被害者である日高信夫さんとピョンヤンで会ったときに、日高さんは次のようなことを話していたそうです。

日高信夫さん曰く

「中国は詐欺師が多い。北朝鮮はドロボーが多い。そして日本には幽霊が多い」

確かに、日本社会には「千と千尋の神隠し」に出てくる「カオナシ」が実に多い。インターネット社会では「カオナシ」がほとんどだし、霞ヶ関にも、企業社会にも「カオナシ」が多い。
言いえて妙だなと感心した次第です。

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