踊る大総理線 20
某月某日 首相官邸にて
福田首相
「長野での聖火リレーは大丈夫か。中国との友好は大切だからな」
秘書官
「万全の態勢を組んでいます。中国の青い聖火警備隊には任せられません」
福田首相
「それは素晴らしい。どんなふうに警備態勢を組むのだ?」
秘書官
「まず、リレー・コースの全てを塀で囲みます。聖火ランナーを警察官が三重に囲みます。そして、その周りを民間警備員が囲みます。だから、一般市民もマスコミも絶対に近づけません。イザとなったら、聖火を消して、予備の聖火を東京で走らせます。さらに、万一の時には、チベットの人権活動家に聖火ランナーをさせます。そうすれば、妨害は起こりません」
福田首相
「あのですね...」
*まだらボケ眞鍋注:北朝鮮は「全ての人民が一つの大きな調和した家族のような北朝鮮での聖火リレーは、磐石の態勢でスムーズに進めるだろう」とコメントしている。それはそうだろう。今般の聖火リレーは、全体主義にとっては最もふさわしいイベントなのだから。要するに、全体主義に奉られた聖火リレーが、何事もなく無事に終わるということは、自由も民主主義もない国であることを証明するのである。日本は?
