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26 posts from April 2008

April 30, 2008

中国人留学生「ウソをつくな」

 本日のヘラルド・トリビューンの一面トップ記事は、米国での南カリフォルニア大学で開催されたチベット問題の討論会の様子。その会にはチベット僧が参加して、学生からの質問に答えるというもの。その中で、ある中国人留学生が「ウソをつくな」と言って、ペット・ボトルをチベット僧に投げつけ、警備員に退去させられた。記事ではその様子を「バイアスによって束縛されている中国人留学生の興奮」というような趣旨で紹介している。
 国際社会では当然のように語られている中国によるチベットへの侵略と弾圧の歴史は、中国人学生に全て「ウソ」のバイアスがかけられている。中国国内での歴史教育がいかに歪曲され、中国共産党の都合の良いよう記述され、現代の若者に刷り込まれているかがよくわかる。
 国家権力側が自己の権力維持の為に採用するこうした歴史の歪曲や刷り込みが、結局は自分たちの権力基盤を溶融させていくことになる。「ウソ」はいくら言っても「ウソ」であり、「ウソ」によってはその基盤は強くはならないからである。
 現代中国の若者たちに火がついた「愛国主義」を、中国共産党が最もうまく利用しているが、最も警戒しているといわれる。「ウソ」で固めた中国共産党の歴史そのものが、いずれは彼らの矢面となるからである。
 同紙の別の記事では、台湾に訪れる中国本土の観光客を、この意味で台湾人が「歓迎」しているという。それも、前の記事と同じ文脈である。台湾に訪れる中国人が、自由に観光を楽しんでいるうちに、台湾総統選挙の経過を知り「台湾人はどうして国家主席を選ぶ権利があるのに、中国人にはそれがないのか」と気づくからだという。
 このように海外で自由に勉強している中国人学生や観光客は、いずれ中国国内の矛盾に気づくはずである。それが、中国共産党の政権基盤を揺るがすことになる。早いところ、中国共産党もロシア共産党のように転換し、政権政党の一つとして生き残っていくほうが身のためである。そのためには「真実」を語ることである。

April 28, 2008

<聖火リレー>平壌で始まる 

 下記は、ピョンヤンでの「聖火リレー」を伝えた毎日新聞の配信。
 お読みいただければお分かりのように、世界で最も「整然とした聖火リレー」を行うという意味は、最も自由も民主主義もない国であることを証明している。
 日本での「聖火護送」が予想の通り混乱したことを嘆いている方は、ピョンヤンの整然としたリレーをどのように評価されるのだろうか。

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<聖火リレー>平壌で始まる 北朝鮮では建国以来初めて

2008年4月28日(月)11時17分配信 毎日新聞

 【北京・西岡省二】中国国営新華社などによると、北京五輪の聖火リレーが28日午前10時(日本時間同)、北朝鮮の首都・平壌で始まった。北朝鮮での五輪聖火リレーは建国以来初めて。チベット問題での中国政府の対応をめぐって世界各地で混乱が起きているが、北朝鮮では外国人の出入国や行動の自由が厳しく制限されており、妨害活動は起きる可能性はほとんどない。
 リレーは平壌中心部の主体(チュチェ)思想塔広場をスタートし、中朝友誼塔や中国大使館、平壌駅、金日成(キム・イルソン)広場、凱旋(がいせん)門などをめぐって金日成競技場前にゴールする全長約20キロコース。
 ランナーは北朝鮮国民56人を含む約80人。第1走者は、サッカー・ワールドカップの1966年大会で北朝鮮が8強入りした時の主役で国民的英雄の朴斗翼(パク・ドゥイク)さん。その後、柔道の女王ケ・スンヒさんや中国の劉暁明駐北朝鮮大使らが続き、最終走者の鄭成玉(チョン・ソンオク)さん(99年陸上世界選手権女子マラソン優勝)に引き継がれる。午後3時すぎには終了する予定。
 沿道では中朝両国の国旗や花を持った市民が繰り出した。
 平壌行事組織委員会の李宗石(リ・ジョンソク)副委員長は24日の記者会見で「世界の人々が驚くような高い水準で、素晴らしく、安全に実行されると確信している」と述べていた。

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韓国での「聖火護送」

 ご存知の通り、韓国でも「聖火護送」が混乱の中で終わった。
 韓国ならではの、シンナーでの焼身自殺を図るような激しい抗議行動と、石やらペットボトルを投げつける中国人留学生の姿もあった。各国でも同じだが「中国の中国による中国のための聖火護送」だった。中国にはせいぜいがんばってもらいたいものだ。
 さて、本日のヘラルド・トリビューンに、久しぶりにノルベルト・フォラツェン氏のコメントがあった。彼もソウルで抗議デモに参加した由。
 フォラツェン氏曰く「この聖火リレーは私にヒトラーを思い起こさせる。ヒトラーは”世界の調和”の名の下に、ドイツでの人権問題から世界の目をそらせるために1936年に初めて聖火リレーを始めた。皆さんは明日(28日)、ピョンヤンで、ナチスのように人民が動員されている中を聖火が走る光景を見ることができるだろう」
 ヒトラーもその10年後には自殺した。モスクワ・オリンピックの10年後に、旧ソ連が崩壊した。つまり、これから10年後には中国共産党政権の崩壊が見られることになる。世界の人民(もちろん抑圧されている中国国内の人民も含めて)が、21世紀で最も歓迎する日が来ることだろう。


 

April 26, 2008

長野市とパリ市での「聖火護送」

 「聖火リレー(護送)」後の長野市長のコメントは、共同通信によれば以下のようなもの。

 長野市の鷲沢正一市長はリレー終了後の記者会見で「小競り合いはあったが、無事に終わって良かった。市民に対して素晴らしいものを残したと思う」と述べた。(共同通信)

 さて、先日のパリで起きた「聖火」に消火剤をかけた人物であるが、情報によればパリ副市長とのことである。「無事に終わってよかった。すばらしい」と、中国のプロパガンダに全く同調している長野市長と、人権を求めて抗議の「消火」に走ったパリ副市長と、みなさんはどちらを支持?私はもちろんパリ副市長。
 いたずらに騒ぎ立てたり、妨害することを決して良しとはしないが、それぐらいの抗議の意思を政治家たるもの示すべきではないだろうか。
 だいいち、機動隊員を数千人も動員して、聖火ランナーと併走させるなんて発想は、最初は冗談かと思っていたら、本当にした。それを「異様なもの」と思わないで、「すばらしい」と感嘆するような市長の感覚は、もはや全体主義を「マンセー」するのとかわらない。政治家が能天気に「無事に終わってよかった」といっているようでは、「欽ちゃん走り」と同じレベルだ。

 


「聖火ランナー」の沈黙

 下記は、朝日新聞に掲載された「聖火ランナー」のコメント。
 彼らは、少しでも、チベットやウィグルの人たちへの思いを語れないのだろうか。
 著名人やスター選手というものは、自由とか人権とかを全く考えないのだろうか。
 「男・星野」は何も言わないのだろうか。
 もう彼らを応援する気が全くなくなった。せいぜいご自分のためにがんばってください。

 私の方は、代々木公園の連合メーデーでの特定失踪者問題調査会の出店に参加。中国に対するせめてもの抗議の意思を表したいと思い、他のメンバーは「手錠の五輪」のTシャツを着て、私はチベットの旗を持って会場をウロウロ。実に平和的な抗議活動だが、卵をぶつけられるわけでもなし、周囲の人の関心はやはりほとんどなかった。「変なおじさんが、かわいそうに・・・」という感じかな。 


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萩本欽一

 「ハッピーに終わりたいと思っていたのに。でも、欽ちゃんのところで物を言いたいというのは、僕にとっては許せるし、不愉快な思いはまったくありません」
 「横っちょにいた警官が『欽ちゃん走り』になって、おれじゃなくて、どうしてと思った」
 「長野のおばちゃんや子どもとハイタッチしようとやってきた。どこでしようか(と思っていたが)そのうちに終わってしまった。自分の思っていたようなランナーができなかった」「最初から笑顔で走ると決めていた。だんだん笑顔がなくなっていく自分があって、おいどうしたんだと思っているうちに終わった」
「(北京五輪について)聖火とともに揺れているけど、選手のみなさんはそういうことは忘れて、メダルにむかって楽しく挑戦してほしいと思う」と笑顔を見せた。

福原愛
 「多少びっくりしましたが、私はだいぶ後ろの方にいたので、大丈夫でした」「トーチを持って走るとオリンピックに向けて気分が盛り上がってきます」

星野仙一
 「すんなり走れてよかった。気持ちいい、トップランナーで聖火を持って走るというのは」
 「冷静に見えてました。みんな笑顔で声援してくれたから。まあ何もないだろうと予測し、心配はしていなかった」

野口みずき
 「北京五輪の成功と平和を祈りながら走った。無事に聖火をつなげることができてよかった。メダルが取れるようがんばります」

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April 25, 2008

「北京オリンピック」公式スポンサーの弁

 本日のロイターに、「北京オリンピック」公式スポンサー11社の弁が詳細に報告されている。
 どこのスポンサーも苦慮しているようだが、中でもコカ・コーラとパナソニックの弁を対比すると面白い。

 コカ・コーラの弁は下記。訳すと「チベットの状況には深い関心を持っているが、オリンピックは善の力だ」と表明。それなりに意思は伝わる。

* Coca-Cola: Non-Alcoholic Beverages.

-- Coca-Cola has clocked up 80 years of continuous Olympic sponsorship and backed the torch relay since 1996. On April 16, about 100 pro-Tibet activists protested outside its annual meeting. A company statement expressed "deep concern for the situation on the ground in Tibet," but said Coke believes "the Olympics are a force for good".

 日本のパナソニックの弁は下記。訳すと「いかなる政府の政治的問題にはコメントしない」である。意思も表示されない。

* Panasonic: Audio/TV/Video Equipment.

-- Osaka-based Panasonic, a global Olympics partner since 1988, will make Beijing the first Games to be produced and broadcast in high-definition (HD) television, and is also installing 2,000 surveillance cameras at venues. On Tibet, Matsushita Electric Industrial Co Ltd, maker of the Panasonic brand, has said it would not comment "on political issues concerning any government".

 オリンピックを商業的に活用するのはどうぞご勝手にだが、世界的な企業として、それなりの意思を表明すべきだと思うのだが。日本の企業は商売の方が優先のようである。


“‘聖火リレーの阻止’が脱北難民に苦痛を与える可能性も”

 下記は、韓国の脱北者支援団体の「憂慮」を伝えたDaily NKの配信記事。
 確かに被拉・脱北人権連帯の懸念の通り中国を刺激すると、脱北者への「八つ当たり」も予想される。しかし、より大きな課題として、中国が人権問題を他国との「取引」に道具として使えないようにすることが大切だろう。そのためには、民間レベルでは中国に対してはっきりと抗議の意思を示すべきだろう。そうしなければ、今までと同じように、脱北者の人権問題を政治的「取引」に使う中国の姿勢に、私たちは翻弄され続けることになる。

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“‘聖火リレーの阻止’が脱北難民に苦痛を与える可能性も”

被拉脱北人権連帯 "中国を刺激して在中脱北者の弾圧がひどくなるかも"
金素烈記者
[2008-04-25 11:54 ]

 一部の市民団体による北京オリンピック聖火リレーの阻止の動きに関して、こうした動きはむしろ中国を刺激して、在中脱北者に対する弾圧がひどくなる可能性があるという憂慮が出ている。
 24日、被拉・脱北人権連帯とニューライト全国連合北朝鮮人権特別委員会は、‘脱北難民の安全が最優先されなければなりません’という資料で、“中国政府の人権弾圧に対する単純な糾弾集会だけでなく、北京オリンピックの聖火リレーを阻止しようとする動きに対し、私たちの悩みと立場を明らかにする”と語った。
 これは60以上の北朝鮮の人権団体で構成された、‘北京オリンピック聖火リレー阻止市民行動(市民行動)'に対する、北朝鮮人権団体の異なる声であり、関心が集っている。
 被拉・脱北人権連帯などは、“脱北難民のための団体の真正性は疑う余地がない”と言いながらも、“聖火リレーの阻止が発生したら、カルフ不買運動にも見られるように中国政府と共に中国国民を直接刺激することになるだろう”と憂慮した。
 更に、“自国民の感情を巧みに利用する中国政府の厳しい弾圧によって、現在の状況よりも劣悪な環境に脱北難民が処する可能性が高い”と指摘した。
 ‘市民行動’は27日にソウルの聖火リレーの出発地点であるオリンピック公園で、自転車デモとパフォーマンスなどの公演と共に、大型の垂れ幕を使用したデモなどを行い、中国政府による脱北者の強制送還とチベットの独立デモの武力鎮圧に対して抗議する計画だ。

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誰も見れない「聖火リレー」

 ご存知のように、長野での「聖火リレー」は、2000人もの厳重な警察による警戒のためと、在日中国人4000人が「命がけで聖火を守る」ために集結することから、長野市民は誰も観れないことになりそうである。
 これでは一体何のための、誰のための「聖火リレー」なのか、ほとほと理解に苦しむ。警備当局の責任が問われないようにするためと、中国の面子を保つためだけのものになった。「聖火」を間近に見れるのは、動員された在日中国人だけだとすれば、そんなの長野でやらないで、北京で堂々とやればよい。アホラシイ、の一言である。
 このような事態に至ったのも、全ては中国政府によるチベット弾圧の顛末に他ならない。まさに自業自得であり、その責任を他国に押し付けるのはよしてもらいたい。

在豪中国人による聖火の解釈

 本日のヘラルド・トリビューンに、オーストラリアでの『聖火リレー』騒動の場で、インタビューに答えた在豪中国人のコメントがあった。
 その中国人は、25年前に家族ともどもオーストラリアに渡り、現在はインターネット・トレイダーだそうだ。彼曰く「君たちが中国に圧力をかければかけるほど、君たちは赤い旗を見ることになる。中国にとっての聖火の意味は『敵の銃を恐れるな。前に進め』ということだ」とのこと。
 なるほど。中国に限らず、他国からの批判が強くなればなるほど、その国のナショナリズムが強くなるというのは歴史的にも認められる現象である。
 では、中国でナショナリズムが強くなれば、共産主義体制と馴染むのだろうか。理論的には、ナショナリズムと共産主義は相反する思想ではあるが、現実には両者は最も馴染むものである。ただ、中国の場合、ナショナリズムの行き着く先は、中国の国内の少数民族の問題と密接に絡んでくるところがポイントである。つまり、華人による中華思想と他の民族のナショナリズムとの矛盾である。
 とすれば、どんどん中国に圧力をかければ、中国国内の矛盾がまして、現体制が崩壊に近づくということだ。それは「中国」という枠と共産主義に縛られている10数億の人民にとっては、幸せなことではないか。
 ということで「中国よ。他国の圧力に屈するな。どんどん前に進め」ということになる。がんばれ中国!!

北京五輪:開催控え、外国人へのビザ発給制限

 下記は、オリンピック前の北京の様子を伝えた朝鮮日報。
 北京オリンピックの最大の目的である『中国の国威の発揮』というのが、この記事でもよく現れている。北京オリンピックは「人類の平和の祭典」でもなんでもない。オリンピックに出る選手には誠に気の毒だが、もはや中国政府のプロパガンダと商業主義の塊である。
 まあ、北京オリンピックの後には、モスクワ・オリンピックと同様に、中国の現体制の矛盾と民族の独立への機運が高まることはまちがいない。とすれば、どんどん北京オリンピックをハデにやってもらったほうが、人類の平和のためとなる。早晩、中国は旧ソ連と同じように、各民族ごとに独立し、そして華人による中国になればよい。そして、現在のロシア程度に、自由と民主主義を共有する国に変わることを期待したいものだ。がんばれ中国!!

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北京五輪:開催控え、外国人へのビザ発給制限
ロックコンサートの開催も中止

 北京五輪の開幕を100日余り後に控えた中国が、外国人に対するビザ発給を制限したり、外国人バンドが参加するロックコンサートを中止したりするなど「閉ざされた国家」と化している。
 中国は先月から3カ月以上有効のマルチビザの発給を中断したのに続き、1日からは韓国人など観光客への一部都市の出入国管理局での短期滞在ビザの発給も中断した。現在は観光ビザの申請にも航空券とホテルの予約書類提示が求められている。
 北京市では外国人が多く住む望京地区や五道口地区などの住宅地に公安(警察)の姿が目立つ。ホテル以外に滞在する外国人が入国後48時間以内に義務付けられている公安局への「居住申告」を行ったかをチェックし、不法滞在者を見つけ出すためだ。
 5月1日に北京で80カ国余りのバンドが参加して開かれる予定だったロックフェスティバルも1週間前になって急きょ中止された。23日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(IHT)紙によると、関係者は「当局が安全問題を理由に許可しなかった」と説明している。今年で8回目を迎える遼寧省瀋陽市の「韓国週間」も野外イベントに許可が下りなかったため、室内で開催される。
 こうした動きに外国人の不満は爆発寸前だ。香港の米国商工会議所は19日、中国外務省にビザ制限に抗議する書簡を送った。IHT紙は「ビザ規定の強化で中国に働く外国人の相当数が不法滞在者になる危機に直面している」と伝えた。
 中国が外国人に対し厳しく臨んでいる理由は、五輪を控えチベットの人権問題に対する抗議デモやテロの発生、民衆による騒ぎなどを事前に防ぐことが目的だ。アイスランドの歌手ビョークが先月2日、上海で開いたコンサートで「チベット! チベット!」と連呼し、当局を緊張させたことは記憶に新しい。中国政府は公式には「マルチビザの発給は中止していない」として、ビザ発給制限を否定している。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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April 24, 2008

イスラエルと米国が、シリアの核施設内部をビデオ撮影

 下記は、シリアの核施設に北朝鮮が関与していたことを示すビデオをイスラエルと米国が持っていることについての、ワシントン・ポストの報道。
 長いので翻訳は省略。
 かいつまんで翻訳すると、「昨年9月にイスラエルが攻撃したシリアの核施設の中に、アル・キバルというスパイがもぐりこんでいて、その内部の施設をビデオ撮影した。その施設の中身は北朝鮮の寧辺の各施設と類似していた。米国政府の内部では、北朝鮮との核交渉に影響があるとして、ビデオの存在について公開することのメリットについて議論があった。シリア側は、イラクにおける米国の失敗例を持ち出して、そのビデオの信憑性を批判している」
 それにしても、こうした情報が、政府から国会というオープンな場所に出されて議論を交わされる米国というのはやはりすごい。日本では、特に何もなくても「防衛上の秘密」とかで、全く政府側は明らかにしないし、国会での議論もされないのだろうが。やはり民主主義の力の差なのだろうか。

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N. Koreans Taped At Syrian Reactor
Video Played a Role in Israeli Raid

By Robin Wright
Washington Post Staff Writer
Thursday, April 24, 2008; Page A01


A video taken inside a secret Syrian facility last summer convinced the Israeli government and the Bush administration that North Korea was helping to construct a reactor similar to one that produces plutonium for North Korea's nuclear arsenal, according to senior U.S. officials who said it would be shared with lawmakers today.

The officials said the video of the remote site, code-named Al Kibar by the Syrians, shows North Koreans inside. It played a pivotal role in Israel's decision to bomb the facility late at night last Sept. 6, a move that was publicly denounced by Damascus but not by Washington.

Sources familiar with the video say it also shows that the Syrian reactor core's design is the same as that of the North Korean reactor at Yongbyon, including a virtually identical configuration and number of holes for fuel rods. It shows "remarkable resemblances inside and out to Yongbyon," a U.S. intelligence official said. A nuclear weapons specialist called the video "very, very damning."

Nuclear weapons analysts and U.S. officials predicted that CIA Director Michael V. Hayden's planned disclosures to Capitol Hill could complicate U.S. efforts to improve relations with North Korea as a way to stop its nuclear weapons program. They come as factions inside the administration and in Congress have been battling over the merits of a nuclear-related deal with North Korea.

Syrian Ambassador Imad Moustapha yesterday angrily denounced the U.S. and Israeli assertions. "If they show a video, remember that the U.S. went to the U.N. Security Council and displayed evidence and images about weapons of mass destruction in Iraq. I hope the American people will not be as gullible this time around," he said.

U.S. officials said that Israel shared the video with the United States before the Sept. 6 bombing, after Bush administration officials expressed skepticism last spring that the facility, visible by satellite since 2001, was a nuclear reactor built with North Korea's assistance. Israel has a nuclear weapons arsenal that it has never declared.

But beginning today, intelligence officials will tell members of the House and Senate intelligence, armed services and foreign relations committees that the Syrian facility was not yet fully operational and that there was no uranium for the reactor and no indication of fuel capability, according to U.S. officials and intelligence sources.

David Albright, president of Institute for Science and International Security (ISIS) and a former U.N. weapons inspector, said the absence of such evidence warrants skepticism that the reactor was part of an active weapons program.

"The United States and Israel have not identified any Syrian plutonium separation facilities or nuclear weaponization facilities," he said. "The lack of any such facilities gives little confidence that the reactor is part of an active nuclear weapons program. The apparent lack of fuel, either imported or indigenously produced, also is curious and lowers confidence that Syria has a nuclear weapons program."

U.S. intelligence officials will also tell the lawmakers that Syria is not rebuilding a reactor at the Al Kibar site. "The successful engagement of North Korea in the six-party talks means that it was unlikely to have supplied Syria with such facilities or nuclear materials after the reactor site was destroyed," Albright said. "Indeed, there is little, if any, evidence that cooperation between Syria and North Korea extended beyond the date of the destruction of the reactor."

The timing of the congressional briefing is nonetheless awkward for the Bush administration's diplomatic initiative to persuade North Korea to abandon its nuclear program and permanently disable the reactor at Yongbyon. The CIA's hand was forced, officials said, because influential lawmakers had threatened to cut off funding for the U.S. diplomatic effort unless they received a full account of what the administration knew.

Also, the terms of a tentative U.S.-North Korean deal require that North Korean officials acknowledge U.S. evidence about its help with the Syrian program, and so the disclosures to Congress are meant to preempt what North Korea may eventually say.

Following talks with the South Korean president last weekend, President Bush said that it was premature to make a judgment about whether North Korea was willing to follow through with a commitment to publicly declare its nuclear-related programs, materials and facilities.

Washington and Pyongyang still differ over what should be included in that declaration, a State Department official said. Sung Kim, the State Department director of the Office of Korean Affairs, is in Pyongyang for discussions about the contents.

Syria's top envoy to Washington said the CIA briefings were meant to undermine diplomatic efforts with North Korea, not to confront Syria. Why, Moustapha said, are "they repeating the same lies and fabrications when they were planning to attack Iraq? The reason is simple: It's about North Korea, not Syria. The neoconservative elements are having the upper hand."

He added, "We do not want to plan to acquire nuclear technology as we understand the reality of this world and have seen what the U.S. did to Iraq even when it did not have a nuclear program. So we are not going to give them a pretext to attack Syria."

Before the site was bombed, the facility included a tall, boxy structure like those used to house gas-graphite reactors and was located seven miles north of the desert village of At Tibnah in the Dayr az Zawr region, 90 miles from the Iraqi border, according to photographs released by the ISIS, a nonprofit research group.

The White House and the CIA declined to comment on the briefings.

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ダライラマへの非難やめよ 米国務副長官、中国に注文

下記は、米国務副長官と俳優リチャード・ギアの発言を報道した共同通信。
 コメントの必要もないくらい簡潔にして要領を得た内容。
 日本の政治家や政府高官あるいは著名人で、これぐらいはっきりと中国に対して物申す人はいないのだろうか。長野での聖火リレー一つにしたって、過剰警備をする理由が「何かあったら困る」というものだけ。あるいは商業主義に汚染された著名人が聖火リレーに参加して、「無事に大役を終えました」というぐらいが関の山。リレーに参加する著名人は、中国のチベット弾圧について、無関心なのか、無知なのか、そんなの関係ないなのか、なんとも曖昧である。リチャード・ギアなみに、はっきりとメッセージを出してもらいたいものだ。

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ダライラマへの非難やめよ 米国務副長官、中国に注文

 【ワシントン23日共同】ネグロポンテ米国務副長官は23日、上院外交委員会のチベット情勢に関する公聴会で証言し「ダライ・ラマを公の場で非難しても事態の沈静化につながらない」と中国政府に注文を付け、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世との「実質的な対話」に乗り出すよう促した。
 またチベット支援活動を続ける俳優リチャード・ギアさんも証言し「中国共産党の掲げる『調和の取れた社会』というスローガンにだまされてはいけない」と中国政府のチベット政策を強く批判した。
 副長官は「チベットの人々の不満は長年の抑圧に起因し、当然の感情だ」と言明。「今中国がダライ・ラマとかかわり合わなければ、極端な意見を増長させることになるだけだ」と訴えた。

2008/04/24 09:19 【共同通信】

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「日本の外交が甘い」と発言した外務省幹部

 今日の読売新聞2面に、小さく「北朝鮮との核交渉がうまくいかないのは、日本の外交が甘かったからだ」という勇気ある外務省幹部のコメントが掲載されていた。その通りだと思う。どなたかは知らないけれど、もし本当にそう思っているのなら、私も応援したい。ただ、本当の勇気があるなら、実名で堂々と発言をして欲しいものだ。そうでなければこの国の統治思考は何も変わらないだろうから。

April 23, 2008

聖火リレー、ここまでくると「漫画」

 大方の予想の通り、長野での「聖火リレー防衛」の態勢が固まったようである。
 ここまでして何のために「聖火リレー」をするのだろうか。もはや「漫画」である。
 長野県警の皆さんには「ご苦労様です」としか言いようがない。
 この際、並走する県警の皆さんが、一緒に「チベットに自由を」というプラカードをもって走ってもらえれば、妨害はないだろうに。

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5人が並走、100人が盾 長野県警、五輪聖火リレー

 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーの警備を担う長野県警が、聖火ランナーの周りを5人の機動隊員が囲み、その両側に100人規模で2列縦隊をつくり伴走する計画をしていることが23日、分かった。沿道からの見物しやすさより、安全確保を優先させた形だ。
 計画では、機動隊員5人はスポーツウエア姿で、聖火ランナーとトーチの火の管理をする中国人2人の周囲を並走。停止して聖火を中継する時は5人が囲んで警備を固める。中国側が警備目的で派遣要請している青いジャージー姿の「聖火防衛隊」の伴走は認めない方針。
 外側には制服警官約100人が2列縦隊をつくり沿道に気を配りながら、ランナーらとともに移動する。沿道からは盾のようになるが、県警幹部は「リレーを楽しみにする観客の期待にも応えたいが、万が一の事態にも警戒しなければならない」と苦しい胸の内を語る。

2008/04/23 07:44 【共同通信】

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ISRIAの記事 北朝鮮に拉致された三人のフランス人女性

 ISRIAに、「フィガロ」の記事をさらに紹介した記事が出ていました。
 電脳補完録氏の情報と別個に、直接ISRIAの関係者(読者?)と思われる人物より調査会に紹介がありました。
 フランスは人権の国(実態はともかくとして)を標榜しているだけに、チベット問題や北朝鮮問題にも大きな関心を持っていることがうかがえます。ただ、残念なことは「三人のフランス人女性」とは一体だれなのか、まだ判明していないことです。フランス側で、当時の失踪者を丹念に調べていけばわかるかもしれないのですが。

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French citizens abducted by North Korea years ago


At least three French women have been abducted and held hostage by North Korea for decades, will Sarkozy act?

French daily Le Figaro published a long article related to the adbuction of three French women (1) in late 1970s by North Korea. The purpose of such an illegal activity had been to teach foreign languages to North Korean intelligence operatives. That case has been heard for a very long time since a Lebanese source (2) which had been kidnapped too and a North Korean operative, Kim Hyon-hi, responsible for the bombing of a South Korean civilian aircraft (November 1987) talked about meeting with (or hearing about) French women (3) at the "Residency of the Invitees" where foreign abducted people were (and might still be) held hostage.

Japan conditions a normalization of its relations with North Korea by a release of all the Japanese (and foreigners) who had been abducted and by a complete disclosure of these illegal activities. A number of comments ask the same question: Will President Sarkozy of France deploy as much energy as in Betancourt's case (a Franco-Colombian Senator held hostage by the FARC for 6 years)? "Such a case of abduction of French people by North Korean intelligence has been known for years, why the French government seems so unwilling to take over the issue?" asks a source. Japan hopes that this abduction scandal will force France to get involved with North Korea-related issues, especially on abduction cases.

Read the interesting report by NARKN titled North Korean Abduction Victims Worldwide (August 2006) in which one can read the following:

(1) With regard to the French abductees, there is another substantial testimony by the aforementioned Korean abductee Ms. Choi Un-hee. She testified that, “A North Korean agent was sent to France who approached his female targets as a heir of a wealthy oriental family and lured them with lavish gifts. The French abductee succumbed to her vanity, gave in to his enticement and agreed to marry the North Korean agent. The North Korean agent proposed to go on a honeymoon and took her sightseeing in China before reaching North Korea. On reaching Pyongyang airport, the agent disappeared as another North Korean agent stepped forward to take charge of the French abductee. The French abductee pleaded to the new agent to look for her fiancé, but the new agent only replied that there was no such person in the country before incarcerating her in a ‘guest house’ and instigating a brainwash.”* Ms. Choi Un-hee revealed this information to NARKN as information she obtained from a male hairdresser who only worked routinely in guesthouses.

Read the U.S. Congressional Testimony by Prof. Yoichi Shimada titled On Abduction of Foreign Citizens by North Korea (pdf, April 27, 2006) in which one can read the following:

(2) The Lebanese women, after having managed to escape, testified that they had been sent to a North Korean spy camp and given indoctrination lectures together with physical training, including Judo, Taekwondo, Karate, and eavesdropping exercises, among others. They recalled there had been 28 young female trainees in the camp, including three French, three Italians, two Hollanders, and other Western European and Middle Eastern looking women (Lebanese newspaper, El Nahar, November 9, 1979).

(3) The renowned South Korean actress Choi Un-hee, who was abducted from Hong Kong in January 1978 and managed to escape in 1986, testified that in North Korea she had once exchanged brief words with a Jordanian woman. Ms. Choi Un-hee also had heard about a French abductee lured by a “good-looking North Korean man.” North Korean ex-agent Kim Hyon-hee told a similar story in her memoirs.

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April 22, 2008

ダライ・ラマ、名誉市民に パリ市議会、市民活動家も

下記は、ダライ・ラマを名誉市民に決定したパリ市議会についての共同通信の配信。
 これぐらいの意思表示ができなければ、自由と民主主義を標榜する議会とは言えないだろう。日本では、同種の決議をする意思のある議会はどこかあるのだろうか。東京都議会などはしないのだろうか。
 面白いのは、採決に賛成したのが、左翼の社会党と緑の党、棄権したのが右翼の国民運動連合との由。日本でもし同じような決議をすると、賛成が右翼、反対が左翼ということになるのだろうが…。日本の左翼陣営にしても、チベット問題を看過するわけにはいかないと思うのだが。

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ダライ・ラマ、名誉市民に パリ市議会、市民活動家も

 【パリ21日共同】パリ市議会は21日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と、北京の裁判所から政権転覆扇動罪で懲役3年6月の実刑判決を受けた中国の著名市民活動家、胡佳氏の2人にパリ名誉市民の称号を贈ることを賛成多数で決めた。
 中国政府にとって好ましくない存在の2人を擁護するパリ市議会の決定が中国側の反発を呼ぶのは必至だ。
 パリ聖火リレーの混乱に反発する中国の若者らが各地で抗議行動を行う中、フランスのサルコジ大統領は訪中する政治家に中国政府への親書を託し、事態の沈静化を目指している。こうした努力が効果を失う可能性もありそうだ。
 ダライ・ラマについては、パリのドラノエ市長が名誉市民に推した。市長は採決に当たり「事態の流れを変えたいと願う人々をこの投票によって手助けしたい」と強調。市議会与党の社会党と緑の党が賛成する一方、国政で大統領を支える国民運動連合(UMP)などは採決に参加しなかった。

2008/04/22 08:06 【共同通信】

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April 17, 2008

ベトナムから何を学ぶ?

 下記は、金正日がベトナムを訪問するかもしれないという記事の配信。以前から取りざたされているのだが、飛行機嫌いの金正日が本当に行くのだろうか?
 もし金正日がベトナムを訪問したら、ドイモイ政策の実態をご視察されるのだそうだ。何をベトナムから学ぶつもりなのだろうか?
 私は3度ほどベトナムを訪問したことがある。共産党一党支配であることにはかわらないが、市民生活は全く自由そのものだった。もちろん、政治的な自由は制約されていたし、賄賂も横行していたが(現場を発見!!)。
 初めて1991年にベトナムのホーチミンを訪問したときに驚いたことは、自転車タクシーの運転手が路上で英字新聞(どんな新聞だったかは忘れた)を読んでいたことだった。もちろん、南ベトナムだったから、結構英語を理解する人が多いのだが、そこまで解放されているとは想像していなかった。現在の中国でさえ、ホテルでは英字新聞を読めるが、一般では販売をしていないから、街中で英字新聞を読んでいる人を私は見たことがない(ビジネスマンはどうなのだろう?)。
 ベトナムは米国との戦争にも勝って、中国との戦争にも勝った。もちろん、核兵器なんぞ持たないで、素手で勝ったようなものだ。勤勉な国民性を反映して、戦争で荒れた国土を再建した。今では米国とさえも友好関係を持つに至っている。
 金正日がベトナムから学ぶべきことは、核兵器なんぞ持たないで、とりあえず海外からの援助に頼らずに全ての国民が飯を満足に食べられるようにすることだろう。そして、英字新聞を街中で読めるような市民の自由を保障することだろう。できるわけないか?

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2008/04/17-12:42 金総書記、中越訪問の可能性=来週に飛行機利用か-韓国通信社

 【ソウル17日時事】韓国の聯合ニュースは17日、中国外交筋の話として、北朝鮮の金正日労働党総書記が来週中にベトナムを訪問、その後に中国を訪れる可能性が高いと報じた。北京の消息筋によると、今回の訪問は列車ではなく、飛行機を利用するという。
 金総書記はベトナム訪問で、同国の改革開放政策の状況を視察した上で食糧問題などを話し合うとみられる。また中国訪問では胡錦濤国家主席と会談するほか、東北3省にある抗日運動に関する史跡を視察する計画もある。訪中すれば2006年1月以来となる。

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踊る大総理線 21

某月某日 永田町議員会館にて

小泉元首相
「そろそろ福田君も危ないな。私の出番のようだ」
秘書
「そうですね。かわいそうなぐらいです。このままだと民主党に政権が渡ってしまいます」
小泉元首相
「私には民主党政権を阻止する秘策中の秘策がある」
秘書
「何ですか?」
小泉元首相
「それは私が民主党に入党することだ」
秘書
「何ということを。なぜですか?」
小泉元首相
「私は『自民党をぶっ壊す』といって、自民党を再生させた。北朝鮮に乗り込んで、拉致問題の膠着をぶっ壊そうとして拉致被害者を5人帰したが、拉致問題はよけい膠着した。郵政改革を断行して郵便局をぶっ壊そうとして郵政利権を維持した。つまり、私が『ぶっ壊す』と言ったものは、全部延命するのだ。だから、私が民主党に入党して、『自民党の政権をぶっ壊す』と言えば、絶対に民主党の政権にはならないのだ」
秘書
「それは妙案ですが...」

*まだらボケ真鍋注:小泉さんの再登板(?)が内政面でも外政面でもささやかれている。この際、もう一度北朝鮮を訪問して、「拉致被害者を全員帰国させないとおまえらをぶっ壊す」と言って帰ってきてもらいたいものだが。

April 14, 2008

踊る大総理線 20

某月某日 首相官邸にて

福田首相
「長野での聖火リレーは大丈夫か。中国との友好は大切だからな」
秘書官
「万全の態勢を組んでいます。中国の青い聖火警備隊には任せられません」
福田首相
「それは素晴らしい。どんなふうに警備態勢を組むのだ?」
秘書官
「まず、リレー・コースの全てを塀で囲みます。聖火ランナーを警察官が三重に囲みます。そして、その周りを民間警備員が囲みます。だから、一般市民もマスコミも絶対に近づけません。イザとなったら、聖火を消して、予備の聖火を東京で走らせます。さらに、万一の時には、チベットの人権活動家に聖火ランナーをさせます。そうすれば、妨害は起こりません」
福田首相
「あのですね...」

*まだらボケ眞鍋注:北朝鮮は「全ての人民が一つの大きな調和した家族のような北朝鮮での聖火リレーは、磐石の態勢でスムーズに進めるだろう」とコメントしている。それはそうだろう。今般の聖火リレーは、全体主義にとっては最もふさわしいイベントなのだから。要するに、全体主義に奉られた聖火リレーが、何事もなく無事に終わるということは、自由も民主主義もない国であることを証明するのである。日本は?

April 13, 2008

入学金未納、式出席許さず 新入生2人に千葉の県立高

 下記は、杓子定規な学校の対応についての共同通信の配信。別の報道では、学校側は「授業料の滞納が多いため、やむを得ずとった措置」と主張しているとのことである。
 結局、当該生徒の保護者が入学金を当日に収めたのだから、こんなに大きな問題になることはなかったはずである。「条例で決定されている」とか「説明会で説明した」というのが学校側の主張。一方、教職員側は「あまりにも官僚的対応」と批難しているという。
 似たような事例としては、給食費や修学旅行の積立金未払いなどで、公立小中学校でよくある話である。ただ、校長と教職員の関係がスムーズな学校では、普通はこんなに大きな問題は発生しない。両者の関係がギクシャクしている場合に、往々にしてこの種の問題が発生する。
 両者の関係がギクシャクするのは、校長や副校長側が全てを、指導要領、条例・規則、あるいは慣習、慣例というものから判断し、その枠に入らないような事例を排除するような場合であり、なおかつ、それを教職員側がつるし上げにも似た批難の応酬を学校長側に続けるような場合である。どちらの主張に正当性があるのかという判断も大切だろうが、生徒不在の管理職と教職員との労使紛争に発展するのである。
 今回のケースの背景はわからない。しかし、報道された範疇だけで判断すれば、学校側の対応はあまりにも杓子定規的であり、今後の学校運営に支障をきたしかねないだろう。管理職が順法精神に溢れているのは結構だが、世の中には情状酌量というものがあるのである。「法律に決められたことだからその通りにするのが当たり前」と、全ての判断と対応をしていくのは、法律の側だって想定はしていない。車のハンドルのように適度な「遊び」というものが、法律の運用にも学校運営にも必要なのである。

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入学金未納、式出席許さず 新入生2人に千葉の県立高

2008/04/13 12:25 【共同通信】

 入学金など約9万円が未納として、千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長)が新入生の男女2人を8日の入学式に出席させなかったことが13日、分かった。2人は式当日中に入学金を納め、入学を許可されたという。
 同校の須藤信夫教頭は「入学金を納めないと入学を認めないという県条例に従った。事前の相談があれば一部納入でも構わなかった。判断に問題はない」と話している。
 県教育委員会によると、入学式は8日午前10時からあり、新入生159人のうち入学金を納めていない2人を校長の指示で別室に待機させた。
 男子生徒は電話で家族に入学金を持ってくるよう頼み、式終了直後の午前11時ごろ納入。女子生徒は保護者と一度帰宅後、夕方に一部を納入した。それぞれ校長室で名前を読み上げられ、入学が許可されたという。
 同校は3月に開いた入学説明会で、式当日に入学金5650円や4月分授業料、教材費など計約9万円を持参するよう説明。納入が困難な場合は事前に相談するよう指導したという。

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不思議な寄付金

 昨日、12日の夜、フジテレビの映画「アンフェア」を観た。内容は観た方はご存知の通り。観ていない方のために簡単に説明すると、警察内部の不正を暴こうとする警察官がテロリストとなり、身代金を要求する。主人公の女性警察官がそれに立ち向かうのだが、警察内部の誰がテロリストの内通者なのかが最後までわからない、というもの。そして、テロリストが身代金として奪おうとした80億円が、なぜか犯罪被害者支援団体に匿名で寄附される、ということでおしまい。
 その映画の中身が気になったのではなく、最後にテレビニュースの形式でのメッセージとして、「犯罪被害者支援団体に、海外から80億円も寄附されました。同団体では寄付者を探しています」というところが私にとって気になった。不思議な寄付金ということである。
 実は、調査会が発足してまもなく、ある沖縄の女性の方から100万円もの大金が郵便振替で送られてきた。なぜか、メモに「神様のご加護がありますように」と書き添えられていた。早速、「沖縄に出張の折には是非直接お礼を申し上げたい」と書き添えて、お礼状を送った。しばらくして、沖縄に出張の機会があり、その女性の自宅を探し当てて、お礼を一言したいと思って訪問した。
 その家は、那覇市の中心部で、丘の中腹にある立派な建物だった。門を開けて呼び鈴を鳴らすと、年配の男性が出られた。そこで訪問の趣旨を伝え、当該の女性にお会いしたいと告げた。するとその男性は不思議そうな顔をして、「ともかくお入り下さい」と言われた。応接部屋に通されると、当該の女性と思われる写真が何枚も飾られていた。その男性は、開口一番「寄附をしたという○○は、その写真の人物で、すでに7年前に亡くなっています。私が調査会に寄付したということもありません」。私は一瞬何のことかわからず、呆然としていると、その男性は、「○○は信仰心の厚い人物で、他の人からも愛されていました。おそらく、その人からの寄附でしょう」と言われた。その男性の言葉で納得はしたものの、なぜ亡くなった人の名前で寄附をされたのか、疑問は残ったまま、そのお宅を後にした。
 思えば、不思議な寄付金があるものである。間接的にでも、お礼の気持ちは伝えたいと思っていて、今日まで何もしなかった。「アンフェア」を観て、せめてこの場でお礼を申し上げたいと思った次第である。


聖火リレー「警備は日本がする」国家公安委員長

 下記は、夕刊フジの配信。誠にご苦労様である。中国政府が手配した得体の知れない「青い聖火防衛隊」に守られた「聖火」は、聖なるものでもなんでもないだろう。
 だいたい、今回の「聖火」騒ぎに私がイライラがつのるのは、中国政府が「聖火」を人質にして、中国の人権抑圧状況をカモフラージュさせようとしているところにある。「聖火」そのものにうらみも何もないが、それを中国政府が政治的宣伝に使い、「聖火」に抗議するものを「平和の祭典を破壊するテロリスト」と定義していることである。厚顔無恥というのはこういうことを言うのだろう。
 そして、もっとイライラがつのるのは、自由と民主主義を標榜する各国で、「聖火」をぐるりと警察が囲み、あるいは市民をだまくらかしてまで、「聖火」をまもって体面を保持しようとしていることである。堂々と、「中国にマニピュレートされた聖火なんかお断り」というような政府はどこにもない。
 日本政府も体面を保持するために、長野で磐石の警備体制をしいて、何事もないようにするのだろう。大量の警察官に守られて体面を保持するだけの「聖火」なんてものに、どれだけの苦労を現場の警察官にさせる価値があるのだろうか。
 共産主義の赤い血で塗られた「聖火」なんて真っ平ご免である。

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2008年4月12日(土)18時21分配信 夕刊フジ

 長野市で予定される聖火リレーについて、泉信也国家公安委員長は11日の閣議後会見で「警備は日本の警察がするのが大原則」と述べ、中国側の青い軍団が伴走しながら警備することに否定的な見解を示した。
 泉委員長は「伴走者の身分が分からないので、きちんとしないといけない」と指摘。海外で伴走者が妨害を阻止した行為について「日本では歓迎しない」と語った。

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April 11, 2008

踊る大総理線 19

某月某日 首相官邸にて

福田総理
「私はかわいそうになるぐらい待っているんですよ」
補佐官
「それは拉致被害者の帰国のことですね」
福田総理
「違う。新しい日銀総裁だ」
補佐官
「では、拉致被害者の帰国についてはどのようにお考えですか。ご家族はかわいそうになるぐらい帰国を待っていますよ」
福田総理
「それは待ってもらうしかない」

*まだらボケ眞鍋注:「かわいそうなぐらい待っている」のは福田総理じゃないのではないかなぁ。

雄武町の調査

 しばらく北海道の調査に行ってきました。中心は雄武町。渡辺秀子さんの足取りを確認するためでした。
 雄武町への訪問はこれで三度目。これまで調査できなかったことを調べてきました。主な目的は、渡辺秀子さんの元の同僚の人たちとの面会。地元の方のご協力で、なんとか面会を果たすことができました。
 さて、その中で、今までの認識と異なることがいくつか出てきましたので、その報告とかつてこのプログで記したレポートの修正をしたいと思います。

1.渡辺秀子さんは、昭和36年(1961年)の春から秋にかけてだけ雄武町に滞在したこと。
 関係者の証言では、渡辺秀子さんはほんの数ヶ月だけ雄武町にいたとのことでした。その間の夏に、雄武町商工会主催の「ミス・ハナガタ」に当選したとのことです。雄武町を離れてからの足取りは不明です。
2.後に渡辺秀子さんの夫となる高大基は、渡辺秀子さんの店には入らず、近くの旅館に滞在していたこと。
 関係者によれば、高大基は店にはよらなかったとのことです。雄武町に来る前からすでに、恋人関係にあったようです。
3.高大基は、一人ではなく、他に二人の謎の男性と一緒に、近くの旅館に滞在していたこと。
 この謎の男性の存在は、以前から指摘されていましたが、はっきりとした証言を得ることができました。

 さて、こうなってくると「雄武町の割烹に高大基が通いつめて、渡辺秀子さんと恋に落ちた」というストーリーとは全く異なることになりました。もっと前の網走時代から、知り合いだったことになります。渡辺秀子さんがどうして高大基と知り合ったのかという謎は、解明されるどころか、もっと深まってきました。
 また、今回、渡辺秀子さんの勤めていた割烹の中を見ることができました。外観は朽ちていますが、内部に入ると、当時の栄華を物語るような、立派な柱や襖が遺されていました。ほこりだらけでしたが、今ではとても入手できないようなものばかりでした。いかに当時の雄武町が繁栄していたかを物語っています。一方で、ここに渡辺秀子さんが働いていたのかと思うと、なんとも切ない思いをした次第です。


April 02, 2008

踊る大総理線 18

元気が出てきたので、久しぶりに「踊る大総理線」を思いつきました。ただし、駄作です。

某月某日 ピョンヤンにて

秘書官
 「日本では道路特定財源とかいう変な制度で、福田が窮地に陥っています」
金正日
 「なんだそれは?」
秘書官
 「石油に税金をかけて、それを地方に分配して道路を整備しているようです」
金正日
 「なんでそんなもんで福田が窮地に陥るんだ?おろかなことだ。わが国ではありえん」
秘書官
 「その通りです!! なにせわが国では石油を他国からかっぱらうので税金は関係ありません。しかも、道路といったって、誰も通らない将軍様専用の道路にカネを使うだけですから!!」
金正日
 「おまえなぁ...」

北朝鮮 李大統領を「おべっか使い」と非難

 このところ静かだった北朝鮮が元気を取り戻している。お蔭様で、私も元気になってきた。北朝鮮には「反日パワー」があり、日本には「反北朝鮮パワー」がある証明だ。お互いにケンカしているうちが元気でよい、ということかもしれない。
 さて、下記の毎日新聞の報道のように、韓国の李明博大統領への非難というよりも「悪口」を続けている。日本の新聞では書いていないようだが、Herald Tribuneの4月2日号によれば、李大統領を「裏切り者」と「米国へのおべっか使い」と非難したとの由。誠にお疲れ様です。

ちなみに、Herald Tribuneには次のように記載されている。

North Korea unleashed a tirade against South Korea's new president, Lee Myung Bak, on Tuesday, calling him a "traitor" and " U.S. sycophant" before his summit meeting later this month with President George W.Bush.

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<北朝鮮>「瀬戸際戦術」で譲歩狙う? 韓国大統領非難

2008年4月2日(水)2時38分配信 毎日新聞

 【ソウル中島哲夫】北朝鮮の「労働新聞」が1日付の論評で李明博(イミョンバク)韓国大統領を激しく非難し「破局的事態」に言及したのは、危機を演出して譲歩を引き出そうという典型的な「瀬戸際戦術」と言える。問題は局地的な武力衝突の可能性を排除できないという点だ。
 北朝鮮は3月24日以降、開城工業団地内の韓国政府要員の撤収要求▽黄海で短距離ミサイル発射▽韓国軍幹部の発言をめぐり韓国側当局者の軍事境界線通過遮断を宣言--などを矢継ぎ早に行った。30日には「我々の核基地」を狙う動きには先制攻撃で応じ、その結果は「火の海程度でなくすべて灰の山になる」との評論を朝鮮中央通信が配信した。
 これは単に李明博政権への威嚇ではない。北朝鮮報道機関の論評には、韓国が米国、日本との連携を強め、核問題解決の圧力が強まることへの警戒感が満ちている。6カ国協議が停滞する中、核開発の実態を隠したまま利益を得ようという意図もうかがえる。
 韓国青瓦台(大統領官邸)報道官は1日の労働新聞論評について「北朝鮮の真意を分析する必要がある」と冷静な姿勢を示した。9日投票の総選挙にも、今のところ大きな影響はなさそうだ。
 ただ、北朝鮮は威嚇に効果がない場合、さらに緊張を高めようとする場合が多い。未然の防止は関係諸国の課題と言える。

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