在豪中国人による聖火の解釈
本日のヘラルド・トリビューンに、オーストラリアでの『聖火リレー』騒動の場で、インタビューに答えた在豪中国人のコメントがあった。
その中国人は、25年前に家族ともどもオーストラリアに渡り、現在はインターネット・トレイダーだそうだ。彼曰く「君たちが中国に圧力をかければかけるほど、君たちは赤い旗を見ることになる。中国にとっての聖火の意味は『敵の銃を恐れるな。前に進め』ということだ」とのこと。
なるほど。中国に限らず、他国からの批判が強くなればなるほど、その国のナショナリズムが強くなるというのは歴史的にも認められる現象である。
では、中国でナショナリズムが強くなれば、共産主義体制と馴染むのだろうか。理論的には、ナショナリズムと共産主義は相反する思想ではあるが、現実には両者は最も馴染むものである。ただ、中国の場合、ナショナリズムの行き着く先は、中国の国内の少数民族の問題と密接に絡んでくるところがポイントである。つまり、華人による中華思想と他の民族のナショナリズムとの矛盾である。
とすれば、どんどん中国に圧力をかければ、中国国内の矛盾がまして、現体制が崩壊に近づくということだ。それは「中国」という枠と共産主義に縛られている10数億の人民にとっては、幸せなことではないか。
ということで「中国よ。他国の圧力に屈するな。どんどん前に進め」ということになる。がんばれ中国!!
