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April 13, 2008

不思議な寄付金

 昨日、12日の夜、フジテレビの映画「アンフェア」を観た。内容は観た方はご存知の通り。観ていない方のために簡単に説明すると、警察内部の不正を暴こうとする警察官がテロリストとなり、身代金を要求する。主人公の女性警察官がそれに立ち向かうのだが、警察内部の誰がテロリストの内通者なのかが最後までわからない、というもの。そして、テロリストが身代金として奪おうとした80億円が、なぜか犯罪被害者支援団体に匿名で寄附される、ということでおしまい。
 その映画の中身が気になったのではなく、最後にテレビニュースの形式でのメッセージとして、「犯罪被害者支援団体に、海外から80億円も寄附されました。同団体では寄付者を探しています」というところが私にとって気になった。不思議な寄付金ということである。
 実は、調査会が発足してまもなく、ある沖縄の女性の方から100万円もの大金が郵便振替で送られてきた。なぜか、メモに「神様のご加護がありますように」と書き添えられていた。早速、「沖縄に出張の折には是非直接お礼を申し上げたい」と書き添えて、お礼状を送った。しばらくして、沖縄に出張の機会があり、その女性の自宅を探し当てて、お礼を一言したいと思って訪問した。
 その家は、那覇市の中心部で、丘の中腹にある立派な建物だった。門を開けて呼び鈴を鳴らすと、年配の男性が出られた。そこで訪問の趣旨を伝え、当該の女性にお会いしたいと告げた。するとその男性は不思議そうな顔をして、「ともかくお入り下さい」と言われた。応接部屋に通されると、当該の女性と思われる写真が何枚も飾られていた。その男性は、開口一番「寄附をしたという○○は、その写真の人物で、すでに7年前に亡くなっています。私が調査会に寄付したということもありません」。私は一瞬何のことかわからず、呆然としていると、その男性は、「○○は信仰心の厚い人物で、他の人からも愛されていました。おそらく、その人からの寄附でしょう」と言われた。その男性の言葉で納得はしたものの、なぜ亡くなった人の名前で寄附をされたのか、疑問は残ったまま、そのお宅を後にした。
 思えば、不思議な寄付金があるものである。間接的にでも、お礼の気持ちは伝えたいと思っていて、今日まで何もしなかった。「アンフェア」を観て、せめてこの場でお礼を申し上げたいと思った次第である。