入学金未納、式出席許さず 新入生2人に千葉の県立高
下記は、杓子定規な学校の対応についての共同通信の配信。別の報道では、学校側は「授業料の滞納が多いため、やむを得ずとった措置」と主張しているとのことである。
結局、当該生徒の保護者が入学金を当日に収めたのだから、こんなに大きな問題になることはなかったはずである。「条例で決定されている」とか「説明会で説明した」というのが学校側の主張。一方、教職員側は「あまりにも官僚的対応」と批難しているという。
似たような事例としては、給食費や修学旅行の積立金未払いなどで、公立小中学校でよくある話である。ただ、校長と教職員の関係がスムーズな学校では、普通はこんなに大きな問題は発生しない。両者の関係がギクシャクしている場合に、往々にしてこの種の問題が発生する。
両者の関係がギクシャクするのは、校長や副校長側が全てを、指導要領、条例・規則、あるいは慣習、慣例というものから判断し、その枠に入らないような事例を排除するような場合であり、なおかつ、それを教職員側がつるし上げにも似た批難の応酬を学校長側に続けるような場合である。どちらの主張に正当性があるのかという判断も大切だろうが、生徒不在の管理職と教職員との労使紛争に発展するのである。
今回のケースの背景はわからない。しかし、報道された範疇だけで判断すれば、学校側の対応はあまりにも杓子定規的であり、今後の学校運営に支障をきたしかねないだろう。管理職が順法精神に溢れているのは結構だが、世の中には情状酌量というものがあるのである。「法律に決められたことだからその通りにするのが当たり前」と、全ての判断と対応をしていくのは、法律の側だって想定はしていない。車のハンドルのように適度な「遊び」というものが、法律の運用にも学校運営にも必要なのである。
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入学金未納、式出席許さず 新入生2人に千葉の県立高
2008/04/13 12:25 【共同通信】
入学金など約9万円が未納として、千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長)が新入生の男女2人を8日の入学式に出席させなかったことが13日、分かった。2人は式当日中に入学金を納め、入学を許可されたという。
同校の須藤信夫教頭は「入学金を納めないと入学を認めないという県条例に従った。事前の相談があれば一部納入でも構わなかった。判断に問題はない」と話している。
県教育委員会によると、入学式は8日午前10時からあり、新入生159人のうち入学金を納めていない2人を校長の指示で別室に待機させた。
男子生徒は電話で家族に入学金を持ってくるよう頼み、式終了直後の午前11時ごろ納入。女子生徒は保護者と一度帰宅後、夕方に一部を納入した。それぞれ校長室で名前を読み上げられ、入学が許可されたという。
同校は3月に開いた入学説明会で、式当日に入学金5650円や4月分授業料、教材費など計約9万円を持参するよう説明。納入が困難な場合は事前に相談するよう指導したという。
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