「重要な国」、日本より中国
下記は、外務省が行ったASEAN各国への世論調査の結果に関する時事通信の配信。
このブログで以前書いたことだが、このASEANの評価は、中国政府が「孔子院」と呼ばれる中国語などの研修センターを、世界中に建設していることと関係があると思う。孔子院は半端なものではない。日本の小さな大学ほどの規模がある。そこで、中国語の研修や経済・文化交流などの事業を行っている。資金は全て中国政府の拠出。それと同様のレベルのものは、英国政府によるBritish Councilだろう。東京では飯田橋駅の近くにある。
中国政府がこうした孔子院を作るのは、迂遠の方法のようだが、親中国派をその国で形成するための拠点作りなのである。
それに対して、日本政府の対応は鈍い。外務省は危機感を持って、同種の「日本センター」を世界で建設していきたい意向のようだが、財政難を理由に進んでいない。日本にとっての、21世紀初頭での東アジア戦略は、中国といかに、政治的、経済的、社会的に張り合っていくかである(ケンカではなく)。そのためには、孔子院にならって、「日本センター」をASEAN各地に建設していくことが大切だろう。カネがないで済む問題ではないのだが。
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「重要な国」、日本より中国=ASEAN対象に調査-外務省
時事通信
外務省は1日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟6カ国を対象にした対日世論調査の結果を発表した。「現在重要なパートナー」と考える国を一つだけ挙げてもらったところ、中国が29.7%を占めてトップとなり、日本は28.0%で2位だった。「今後重要なパートナー」を聞いたのに対しても、首位中国、2位日本の構図は変わらなかった。
調査は今年2~3月、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム各国で、18歳以上300人ずつの計1800人を対象に実施した。調査は5年ごとに行っているが、重要なパートナーを尋ねたのは初めて。
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