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May 21, 2008

「国民は拉致問題に拉致られている」 民主、岩國氏が発言

下記は、産経新聞の配信記事。民主党の岩国議員が「国民は拉致問題に拉致されている」「日本は自縄自縛」と発言されたとのこと。
 私はしばしば「私は拉致問題に拉致された」と冗談半分に言うときがある。同じことを言っても、全く趣旨が異なることになるのだから、面白いことである。
 私の趣旨は、「北朝鮮が拉致という行為をしなければ、私の人生で拉致問題に関わることはなかった」という意味である。岩国議員の趣旨は「日本は経済制裁で自縛しないで、北朝鮮と対話を進めていくべきだ」ということのようだ。
 さて、この岩国議員の認識には、誤っている点と正しい点があると思う。
 誤っている点は、対話を進めれば拉致問題が解決するという楽観的な見通しである。対話だけで問題が解決するようなヤワな話ではない。詐欺師もビックリするような相手である。そういう相手に、対話だけで解決するはずがない。
 一方、正しい点は、「自縄自縛」という指摘である。実際、拉致被害者救出運動や政府の動きを眺めても、解決の方法論が「経済制裁による圧力」と「外務省による交渉」だけに絞られている。拉致被害者の救出という極めて困難な課題に対しては、様々な方法論を模索し、実践していかなくてはならないはずである。そして、外交交渉で「返してもらう」というような筋合いのものでもない。「取り返す」なのである。これらの方法論に限定されている、という意味では「自縛」という見方もできるだろう。ただし、岩国議員の趣旨は、「自縛を解いて経済制裁を解除せよ」ということのようなので、私とは全く異なるスタンスである。
 いずれによせ、岩国議員には、「出雲市での失敗」を教訓としていただき、「自爆」されないようにくれぐれもご注意されて、拉致問題の解決に努力してもらいたいものである。
 

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「国民は拉致問題に拉致られている」 民主、岩國氏が発言
 
 民主、国民新両党の議員連盟「朝鮮半島問題研究会」の岩國哲人会長(民主党元副代表)が今月上旬、大阪経済法科大アジア太平洋研究センターの吉田康彦客員教授から訪朝報告を受けた際、「日本国民は拉致問題に拉致され、自縄自縛に陥っている」と語っていたことが分かった。
 岩國氏は20日、産経新聞に「環境、経済交流、災害援助、食糧危機の問題もある。拉致問題にこだわって対話ができない状況は両国に有利ではない」と指摘。「経済制裁による断絶状態は資源ビジネスで競争相手の欧米企業を喜ばせている。圧力で対話が進んだか。2年間、何も進まなかった。答えは出ている」とも述べた。
 岩國氏はこれまで「拉致問題の1日も早い解決は国民的な願いで、そのために対話を進めたい」と表明していた。だが今回の「拉致問題に拉致」発言は波紋を呼びそうで、民主党拉致問題対策本部の松原仁副本部長は「国際的な北朝鮮包囲網を崩してはいけない。経済制裁も党対策本部は支持している」と述べた。
 岩國氏や自民党の山崎拓元副総裁らは訪朝を模索しており、22日には超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」を結成する。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080521/stt0805210022000-n1.htm

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