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May 03, 2008

香港「中国化」鮮明に

 本日の読売新聞に「香港『中国化』鮮明に」という記事があった。香港は中国の「自由の砦」だったのが、すっかりと中国の愛国教育と経済成長で飲み込まれてしまったという。件の「聖火リレー」で、香港の町中に中国国旗がひるがえり、民主化を求めるグループの声はかき消されたという報告である。
 私は二度だけ香港を訪れた。最初は返還前だったが、開放的で、商売人の町という印象を受けていた。二度目は昨年の末。同じように開放的な印象を持ったのだが、それは表面的なものだったようだ。
 このブログでも紹介した、South Morning Postの記者との昨年末での懇談の時も、彼は香港の民主化の先行きに懸念を持っていたが、そのとおりだったことがこの「聖火リレー」で証明されたことになる。商売の前には、民主主義とか政治的自由といったものは、無力になってしまうのだろうか。オリンピックを商業主義で汚染したのは、他ならぬ米国なのだが、自由と民主主義を標榜する側の自業自得になった。それをうまく政治利用しているのが、共産主義国家中国という皮肉な流れである。
 そろそろ、商業主義的オリンピックは考え直すべきだろう。巨大スポンサー企業はもちろん反対するだろうが、それが彼らの自業自得になりかねないのではないだろうか。