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June 10, 2008

斉藤裕さんの集会

 一昨日の6月8日、稚内市内で初めて斉藤裕さんの集会が開催された。これまで稚内で同種の集会ができればいいと思っていたのだが、今回開催されるに至ったことは誠に嬉しい限りである。民主党の松木衆議院議員と田島道議会議員もお忙しい中を、出席していただいた。
 もちろん、特定失踪者に関する集会への住民の関心は薄い。今回は50名程度の参加だった。しかし、参加者の数は問題ではない。地域で特定失踪者の問題を考えようという人たちが集会を企画し、実践することに大きな意義がある。政府からの集会への財政支援は全くない。それでいい。政府と一体化した国民運動は全く無意味である。マスコミも全く取り上げなかった。それでもしかたない。
 かたや、同時に福島で政府主催の「拉致集会」が開催されていた。中山首相補佐官、家族会のメンバー、救う会の幹部による集会で、1000人の参加者が集まり、テレビでも報道された。上記の稚内集会と比較すれば、特定失踪者という問題の扱いの差がくっきりと浮かび上がってくる。政府は「特定失踪者を排除しない」と言い続けているが、実態はそれが虚言であることを示している。
 ルサンチマンのような感傷に浸りたくはないのだが、こうした扱いの差は、拉致問題という難しい問題の背景にあった日本政府の基本的姿勢をよく表している。この一見表向き変わったように見える日本政府の拉致問題への姿勢の裏側には、依然として変わらない構造が潜んでいるのである。その変わらない構造を変えない限り、拉致問題の全面解決はおぼつかないだろう。救う会による「政府との一体化路線」というのは、その裏側にある構造をも隠してしまう作用を働かせているのである。

追伸
田島道議会議員は、私が小平市議会議員をしていた頃、地元の末松衆議院議員の事務所で秘書をされていた方。昨年の選挙で初当選。懐かしい想いをしての再会だった。北海道での活躍を期待したい。