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2 posts from June 2011

June 05, 2011

大阪維新の会が強行した議員定数削減はメチャクチャ

 6月4日の大阪府議会で、「大阪維新の会」が議員定数の削減条例を強行採決した。
 同党は府民の人気が高い橋下徹知事を党首にする「地域政党」であるが、もうメチャクチャである。
 「人口10万人あたり議員一人」という手前勝手な基準を作って、それを多数の力で強行採決するというのは、やり方もさることながら、議会制民主主義の根幹をも破壊しかねない暴挙である。
 いくら府民の負託を受けたと言っても、やって良いことと悪いことがある。
 大阪のノリで済む話ではない。
 もともと大阪府議会への府民の不信というものが根底にあり、それに橋下大阪府知事が、メディアを通じたポピュリズム的手法を使って「火に油」を注いでいるわけである。
 大阪府議会でどのような政策決定をしようと、私に特別の負荷があるわけではない。
 だが、こうしたメチャクチャな手法が全国に広がってしまうとなれば話は別である。
 阿久根市の元市長のメチャクチャ。名古屋市長のメチャクチャ。そして、今度は大阪府議会のメチャクチャである。地方自治が「改革」という名のもとに、メチャクチャになりつつある。
 次はどこがメチャクチャをすることになるのだろうか?
 こうしたメチャクチャな手法に喝采を送る府民が多数いるようだが、地方議会を破壊してしまえば、結果的には府民にそのツケが回ってくる。目先の「財政削減」だけにとらわれるのではなく、地方議会をどのようにしていくことが本当に府民のためなのか、真剣に考えていくべきだろう。
 国会での内閣不信任騒動といい、こんなことを繰り返していたら、それこそ、与党だろうと野党だろうと、そして国会だろうと地方議会だろうと、政治全体が国民から見放されてしまうだろう。

 
 
 

June 03, 2011

嘘つきのパラドックスを実践した鳩山さん

 昨日の菅首相に対する不信任決議のドタバタは、ご案内のように「三文オペラ」並みのひどさだった。
 国民そっちのけの劇場劇だった。
 自民党や公明党のみならず、産経新聞ははなから「解散総選挙すべし」だったし、読売新聞にいたっては「菅首相が辞めれば万事うまくいく」という、「三文オペラ」のシナリオを吹聴していた顛末がこれである。大震災の復興・復旧を最優先すべき時に、これでは国民の共感や支持を得られるはずはない。
 さて、「三文オペラ」の幕引きに登場した鳩山さんだが、「うそつきのパラドックス」を絵に書いたように実践した。
 
 いわく「政治家はウソを言ってはいけません」

 ご存じの通り、鳩山さんは首相退陣の後に、「政治家を引退する」と表明された方であった。その引退表明はウソだったことが、のちに判明する。つまり、鳩山さんは「嘘つき」である。
 その「嘘つき」が、「嘘をついてはいけません」と言明するのだから、解釈としては「嘘をついてもいいです」ということになる。でも、「嘘つき」の言明だから、「嘘をついてもいいです」という言明も嘘である。
 これで、嘘つきの話を真剣に聞いている私たちは、頭が混乱してくるわけである。
 政治家は自己の権力の維持のためには、あらゆる方法論を駆使する。それが不当なのではなく、政治とは権力闘争である限り、その方法論を否定できない。
 だが、こうした「嘘つきのパラドックス」といった方法論を採用していると、その結末は、その言明を信じた国民の側の悲劇になるばかりではなく、嘘をついた政治家本人にも帰結するのである。「嘘つき」というレッテルが貼られる不名誉な政治家として、後世に残ることだろう。
 ゆえに、政治家たるもの「嘘つき」になってはならないのである。
 「嘘つきの学者」が言うのだから、それはウソではありません。

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