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January 11, 2013

ミャンマーの少数民族の会見模様 

 本日、2013年1月10日に、タイ北部都市にて、ミャンマーの少数民族、11グループ(UNFC)とオブザーバー参加の3団体が一堂に集まって、会議と記者会見を開催しました。
 私も会議の一部と、記者会見に参加しました。
 様々な問題が議論されたようですが、記者会見ではもっぱら、現在深刻な状況になっているカチン州への政府軍の攻撃に対するUNFCの対応が中心になりました。
 少数民族間でも政府に対する意見が微妙に異なるのですが、それを何とか各派間での合意に向けて努力していくとのコメントが出されました。
 意見の相違というのは、政府軍の攻撃に対して、武力で対抗していくという姿勢と、あくまでも平和的な対話で解決していくという意見の対立のようです。
 カチン州から参加した大佐ともいろいろ議論できましたが、彼の意見では「政府は少数民族を制御するために、各派の分断工作を歴史的に続けている。現政権をなかなか信頼出来ない」というコメントをしてくれました。
 現在の深刻なカチン州と政府軍の戦闘が続けば、政府と少数民族各派との和平プロセスも壊れてしまいかねません。それは、彼らにとって重要な問題であるとともに、東アジアにおいて日本が経済的にも政治的にもプレゼンスを発揮しようとしている最中において、冷や水をかけられることになりかねません。
 日本では、ミャンマーの現政権とアウンサンスーチー氏との和解が進んだことで、ミャンマーの国内が民主化に進んでいくという見方が主流だと思います。しかし、こと、少数民族に対するミャンマー政府の対応は、表向きの和平工作とは別に、少数民族を武力で制御しようという姿勢が強く出されており、そう簡単に国内の民主化の進展を期待できない模様です。
 日本もミャンマーの少数民族の動向に、もっと関心を持ったほうがよいと思います。

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