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February 25, 2013

Andy Chan氏の尖閣諸島についての論評

 下記は、Andy Chan氏の尖閣諸島問題についての論評。
 非常に重要な視点だと思いますので、転載します。
 (転載については、Chan氏のいずれの論評でも了解済み)。

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[AC通信:No.435]Andy Chang (2013/02/24)
[AC論説] No.435 台湾人の尖閣諸島認識

阿部首相が訪米したら、ロスの台湾同郷連誼會という組織が「尖閣
諸島は中華民国の領土だ」と言うデモを行った。この組織は台湾同
郷会ではなく、中華民国国民党が作ったニセ組織である。デモに参
加した台湾人や台湾から来た中国人は国民党の恩恵に与かっている
者どもだが、本物の台湾同郷会では尖閣諸島問題に対する意見がな
かった。台湾人の尖閣諸島に対する認識が統一していない。

台湾人の尖閣諸島認識は、(1)以前は台湾の領土だったが今は日本
領だから取り戻すべきが多数、(2)もともと日本領が少数で、(3)
残りは古代から中国の領土と思っている。

間違った認識が多いのは国民党メディアの洗脳によるが、民進党も
公式に尖閣諸島は台湾領であると主張している。民進党の党首・蘇
貞昌が日本を訪問したときも、尖閣諸島は台湾の領土だったから、
台湾に漁業権を与えるべきだと述べた。こんな間違った認識で日本
を訪問して漁業権交渉に云云するのは無知をさらけ出すだけだ。

だいたい、民進党は国家意識、つまり中華民国と台湾の区別や台湾
人と中国人の違いすら明確でない。尖閣諸島を台湾領と主張するの
は中国の勝手な主張を助けるだけである。

中国は台湾を領土の一部を主張しているが、尖閣諸島が台湾の一部
なら最終的に中国の一部になるのか。台湾に漁業権を与えれば中国
の漁船も侵入するだろう。日本は台湾人の政治オンチに注意すべき
である。

●台湾人の尖閣諸島に対する認識

私は1969年にアメリカの石油探鉱会社を代表して台湾の中国石油
公司の石油探鉱処にデータプロセスの一式を売り込もうとしたこと
があった。この時から尖閣諸島が中国人の垂涎の的だと知っている
ので、尖閣問題ついては一般人より詳しく知っている。

私が石油探鉱処でから聞かされた政策は、尖閣諸島は日本領だが、
中華民国がアメリカの石油会社と開発契約を結べば台湾領(中華民
国領)と認識されるという意図があった。中国はこの1971年12月に
尖閣諸島は中国の領土であると声明したが、勝手な行動はしなかっ
た。

台湾の新聞は尖閣諸島の記述は古い宜蘭県誌に出ている、だから宜
蘭県の管轄であったと主張していた。その後、私が調べたところで
は宜蘭県誌の第何号にどのような記録があったと言う新聞発表は皆
無である。つまり台湾領であるという証拠はない。

だが度重なる新聞記事は台湾人に対し、尖閣諸島は昔は台湾の宜蘭
県の管轄だったと思わせている。そして多くの人が証拠もないのに
これを信じている。

過去のことは別として、私が去年10月に台湾で会った政治家や民間
人は、尖閣諸島が台湾の領土だと言い、日本領だと答えたのは一人
だけだった。尖閣諸島が台湾の領土である証拠はないと答えたら、
みんな意外だといった顔をしていた。政治家ともあろうものが証拠
もなく台湾領だと主張するのはおかしい。

彼らは尖閣諸島が台湾領であるのか、中華民国の領土かも知らない。
ある人は昔から中国領だったと答えたが、尖閣諸島が中国の領土だ
った記録はあるかと聞いたら誰も答えられなかった。魚釣島の附近
を通ったとか、島の所在を書いた記録があったとしても中国の王朝
が領土として記載していた事実はない。

●中国の尖閣諸島と台湾の領土主張

台湾の漁船が魚釣島附近で抗議運動をしていたことで、多くの人は
蔡衍明という旺旺集団の社長が漁船の船長に金を払っていたことに
反感を持っている。資金が中国の裏金でないかという噂もある。中
国が台湾の漁船を使って日本に尖閣諸島近海の漁業権交渉を進める
ようにしているらしい。

日本が台湾(中華民国)に漁業権を与えたら中国の漁船が大挙してや
ってくるかもしれない。台湾の漁船か中国の漁船か区別をつけるこ
とが出来ないかも知れず、馬英九政権が中国漁船に漁業ライセンス
を付与する可能性もある。

中国が尖閣諸島主権を主張する原因は漁業や海底資源だけでなく、
主要目的は中国が太平洋に進出することにある。台湾統一は難しい
から、尖閣諸島の主権問題で日本と交渉を続ける策を取っていると
思える。尖閣諸島の主権問題で日本と談判を続けている間は領海侵
入も領海通過も頻繁に起きる。交渉しない方針を採るべきだ。

中国と日本の交渉が難航すれば台湾と日本の友好関係を利用して政
治オンチな野党の民進党に日本と交渉させる。民進党は台湾のため
と思いながら中国の陰謀に嵌められているのではないか。

民進党の許信良や謝長廷をはじめ、数人の幹部連中が中国を訪問し、
中国の要人と接触している。台湾を代表する政党を名乗っても民進
党内部には中国や国民党のスパイが多数いるという噂もある。民進
党の目標は中華民国の政権を取る事だが、中国に買収された党員が
いるのは間違いのないことだ。

台湾の民間人は尖閣諸島の主権が日本にあるとわかっている人は少
ない。日本の記者が台湾を訪問しても接触する人は限られていて、
接触した人の尖閣諸島認識は確かかもしれないが、彼らの意見が民
進党の幹部や民間人と同じとは限らない。台湾人の政治意識は国民
党メディアによって捻じ曲げられているから、民間人に統一した意
見はなく、正確な意見は民間に行き渡っていない。

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