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March 16, 2013

アウン・サン将軍の言葉

ヤンゴンでミャンマーの建国の父であるアウン・サン将軍の足跡を訪ねた。ヤンゴンの中心部にある有名な寺院であるジュエダゴン・パヤーの奥には、将軍らがヤンゴン大学の学生の時に、英国の支配下にあった大学の方針に抵抗するために集まった11人の人物の名をを刻んだ碑が遺されていた。そして、日本大使館のすぐ裏手には、アウン・サン将軍の家がそのまま残されていて、アウン・サン博物館になっている。
そのアウン・サン博物館にある書籍の中に、アウン・サン将軍が遺した、少数民族問題についての言葉があることを見つけた。それは、英国の植民地支配から独立を目指していた時のものである。ミャンマーの自由と独立を勝ち取り、そしてミャンマーの統合のために、愛国主義を訴えながらも偏狭な民族主義を排するというもので、特にミャンマー国内の少数民族との協調を訴えたものである。
当時の英国の植民地統治の手法は、どこでも同じだが、その国の中で対立する民族間の分裂を図りながら、間接的に統治するという狡猾なものだった。その影響が今日でもミャンマーの国内に強く残っているのである。それが、今日のミャンマーの民主化の最大の足かせになっているというわけである。
この言葉を、ミャンマー政府も各少数民族も重く受け止めてもらいたいものである。

「自由のために戦うとき、諸民族と諸階級はともに手を携えていかなくてはならない。そして、分裂をたくらむ大英帝国主義に細心の注意を払わなくてはならない。私たちは性急になりすぎてもならないし、躊躇してもならない。それで、私たちは究極の勝利を確信する。」

出典 MYA HAN edit., The Writngs of General Aung San, 出版社、発行年不明

そして、博物館には将軍が遺した以下のような素晴らしい言葉がパネルに遺されていた。

「政治的概念の意味からすれば、民主政とはただ単に公衆のために、公衆によって選ばれただけの政府があれば完成するというものではない。政府が平等的な環境による公衆の経済的状況を進捗させる時にのみ、本当の民主政が進歩のために機能しえるのである」

この言葉は、現在でも有効な名言だと思う。


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ジュエダゴン・パヤーにある石碑


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アウン・サン博物館

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