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August 05, 2015

ミャンマー軍人幹部ご一行への不機嫌

 ミャンマーが民主化し始めたころ、ミャンマーの地方都市を旅したことがある。ホテルから空港にタクシーで向かっていたところ、やたら多くの軍人や警察官が沿道で道路交通規制を始めて、私が乗っていたタクシーも検問で止められた。止められていたタクシーの隣を、パトカーを先頭にして黒塗り高級車が数台列をなして高速で通り過ぎて行った。
 タクシーの運転手によれば、軍の幹部たちが、軍専用のゴルフ場に来た帰りだとのことであった。確かに、ホテルから空港に向かう途中に、高級リゾートホテルを思わせる広大な敷地の軍専用ゴルフ場があった。
 空港に着くと、大勢の軍人たちがゴルフバッグを担いで、飛行場のVIP入り口に向かっていた。それを見ながら、たばこでも吸おうと待合室の外にある喫煙場に出たところ、私服の警察官に止められた。「煙草を吸いたいだけだ」と言ったところ、「座れ、そこを動くな」とのこと。しかたなく、座っていたら、件の軍人たちが、軍専用機だと思われる飛行機に、ゴルフバックを積み込んでいた。そしてその飛行機が離陸するまで、民間飛行機は待機させられたままであった。
 軍の重要な会議とか緊急事態であるならば、それぐらいの規制とかは当然我慢しようと思う。しかし、ゴルフを楽しんで帰る軍人のご一行のために、そこまで民間人を規制する必要はまったくないであろう。特権階級化した軍人たちご一行によってもたらされた不機嫌である。ミャンマーの民主化というのも、所詮軍人が制服を脱いでいるだけである。事実上の軍政は続いている。軍政の方が統治をしっかりとする、という評価をする人もいないではない。だが、ゴルフをするために軍専用機を使う軍人を見ても、そう思うのだろうか。

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