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March 21, 2021

【フランス国営のフランス電力(EDF)が、ミャンマーでの15億ドルの水力発電プロジェクトの一時停止を発表】

Myanmar nowの報道より(2021.3.20)

 フランス国営のフランス電力(EDF)は、クーデターによる人権侵害のため、15億ドルの水力発電プロジェクトを一時停止したと発表しました。

 クーデターリーダーのアウン・ミン・フライン将軍は水力発電プロジェクトの継続を推進していますが、フランスの会社は大規模な水力発電プロジェクトであるShweliプロジェクトを中断しました。

 670メガワットのプロジェクトは、シャン州北部のシュウェリ川にあります。このプロジェクトは、日本の丸紅、地元のAyar HintharEDFによって実施されており、2025-26年までに850万世帯に電力を供給することを目指しています。

 フランス政府の過半数の株式を保有するEDFは、フランスのパリに拠点を置いているエネルギー会社です。軍事独裁政権への反対により、一部の国際投資家はビルマでの事業や進行中の主要プロジェクトを停止しました。 (一部、眞鍋修正)

【眞鍋の解説】

 現在、ミャンマー国内では水力発電のためのダム建設が進められています。そのほとんどが外資によるものです。そして、それらの建設プロジェクトが、ミャンマー国軍の資金源になっていると疑われています。しかも、ミャンマー国内での電力需要に備えるというよりも、中国側に電力を供給するものです。

 このニュースで示されたダムは、国軍と少数民族シャン族との紛争地域にあり、また地域住民からは環境破壊などによる懸念から建設計画反対運動があるものです。Shweli1からShweli3まで建設されており、特にshweli3ダムについて、国際的人権団体(Burma Campaign UK)などによって、建設に関わっている丸紅が「ブラックリスト」に入れられた経過があります。

 他にもミャンマーのシャン州やカレン州で数多くのダム建設計画が進められています。その建設会社のほとんどが中国の会社ですが、日本やノルウェーの会社も参加しています。いずれも、少数民族側から建設反対の運動が起こっています。

 なお、Myanmar Nowのニュース内容に一部不明の点がありますので、修正を加えています。

 

ブラックリストに入れられた建設中のダムの一覧

<シャン州>

・ダム名  The Upper Kengtawng dam and the Middle Yeywa dam

建設会社  China General Technology (Group) Holding Ltd

      China National Technical Import and Export Corporation (CNTIC)、

             Multiconsult  Norway

・ダム名    The Mong Ton dam

 建設会社  China Three Gorges Development Corporation (CTG)

・ダム名   The Upper Yeywa dam

 建設会社 Fayat Group/Razel-Bec France

      Malcom Dunstan and Associates (MD&A) United Kingdom

              Toshiba  Japan

      Zhejiang Orient Engineering Co Ltd (ZOEC) China

・ダム名   The Dee Doke dam

  建設会社 Sinohydro Corporation China

 

<カレン州>

・ダム名  The Hatgyi dam

建設会社  China Southern Power Grid Co

      Sinohydro Corporation   China

      Electricity Generation Authority of Thailand (EGAT)   Thailand

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