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April 29, 2021

ミャンマー カチン州での違法なレアアース採取が急増

 ミャンマーは中国への最大のレアアース輸出国である。産出地域はミャンマーと中国との国境地帯のカチン州である。ミャンマーで稼働中のレアアース鉱山は、国軍の管理に置かれているが、クーデター後は、厳格には行われていない模様で、中国の業者によって違法な採取が増加しているようである。カチン州では国軍と武装勢力との紛争も相次ぎ、ミャンマーのレアアース供給に大きな影響を与える模様である。

 下記は、それを報道したIrrawddyの記事。

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(Irrawaddy  2021426日)

  違法なレアアース採掘が、国軍が支援する民兵によって支配されている地域で、21日のクーデター以降、中国国境のカチン州北部で急増した。

 環境保護団体によると、ミャンマーの政治的混乱の中で、中国人労働者の急速な流入により、パンワ(パンウォー)とチプウィ(Chipwi)の町では鉱業が少なくとも5倍に増加したとのことである。

「クーデターの前は、1日に1台か2台のトラックしか見ていませんでした。現在、10から15台で、適切な検査はありません」と、Chipwiの活動家がThe Irrawaddyに語った。

 彼は、トラックには違法鉱山で採取された硫酸アンモニウム肥料バッグが満載されていると言う。

「中国当局は、COVID-19により、ミャンマーからの輸入品の国境警備を強化しました。しかし、採掘のための材料は国境を越えて簡単に移動します」と彼は付け加えた。

 ミャンマーは中国への最大のレアアース輸出国であり、供給量の半分以上を占めている。2016年、北京が中国国内での違法採掘を取り締まったため、中国の鉱業会社が希土類を求めてパンワに参入した。

 中国の税関データによると、中国はミャンマーの中・重希土類に大きく依存している。ミャンマーは2018年に中国最大の輸入国になった。環球時報によると、2020年のミャンマーからのレアアース輸入は前年比23%増の約35,500トンで、輸入の74%を占めている。

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下のGoogle Earthは、パンワの模様。数多くの鉱山が点在しているのが見える。

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下のGoogle Erathは、パンワから北に行った中国との国境地帯にある巨大な採石場。

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下の写真は、Irrawaddy(2021.4.26)の記事より。パンワの採掘現場の模様。

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