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April 19, 2021

北角裕樹さんが収容されたインセイン刑務所  解放についての続報

 4月19日の早朝、ヤンゴン在住の日本人ジャーナリストの北角裕樹さんが逮捕されて、インセイン刑務所に収監された、というニュースが流れました。今日の段階では、ニュースで流れている範囲しかわかりません。とにかく、無事に釈放されることを願います。そのためには、日本政府に力を発揮してもらうことしか今のところはありません。

 そのインセイン刑務所ですが、悪名高い刑務所で多くの政治犯が収監されているとのことです。ヤンゴンの中心部から少し離れたところにあり、その形状が、これまた悪名高い、パナプティコン(一望監視施設)です。パナプティコンはイギリスの功利主義学者ベンサムが開発した刑務所です。最小の人数の監視者で、最大の収監者を監視できるというものです。それは、後にフランの哲学者ミシェル・フーコーによって、社会全体の監視システムの姿として示されたものです。

Google Earthでインセイン刑務所を見ると、確かにパナプティコンです。中央に監視者がいれば、そこから全体が見渡せることができるというものです。

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 そこに収容された人は、まず拷問にあうとのことです。ただし、刑務官による拷問ではなく、軍隊あるいは警察による拷問のようです。

 また、食事などは非常に劣悪なものしか出ないとのことです。刑務所としては収監者に一定の栄養を与えようとするのですが、軍や警察が大量に逮捕して刑務所に入れるように迫ることに対して、刑務所は拒絶できないでいるため、収容人数がはるかに許容範囲を超えているためだとのことです。そのため、よくGoogle Earthを眺めると、刑務所内に農地があって、作物が栽培されているようです。

 下記の写真は、その内部が写されたものです。畑で作物を栽培しているようです。

Photo_20210419181901 写真 Frontierより

 監房は大部屋で、エアコンはなく、床はコンクリート敷きの上に、ビニールを張っただけとのことです。大部屋に密な状態で収監されているとのことです。

Photo_20210419181801写真 Frontierより

 たたでさえ、これから気温40度にもなる猛烈な暑さを迎えるミャンマーです。北角さんをはじめとして、この刑務所に収容されている政治家や市民の人たちの一日も早い解放を願います。

 

 5月13日のNHKによれば、ミャンマー国営放送が北角さんを解放すると報道した。続いて、14日のNHKによれば、14日には日本に帰国の予定と報道。

 

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