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March 16, 2022

アルベルト・モッセのお墓 in ベルリン

 ベルリン市内にあるアルベルト・モッセのお墓を訪ねました。

 地下鉄のU2に乗り、schonehauser allee (シェーンホイザーアレー)駅の南口から出て、北に向かって道路沿いに徒歩1分程度のところにあるユダヤ人墓地です。

 日本では高校の教科書にも紹介されているモッセですが、ドイツでは知る人ぞ知る、という方です。詳しくは紹介しませんが、元々はプロイセンで裁判官をしていました。ベルリン大学では、当時有名なヘルマン・グナイストの弟子となり、またまた有名なマックス・ヴェーバーとは兄弟弟子の関係になります。 

 明治初期に在プロイセン大使館公使の青木周蔵の尽力で来日し、伊藤博文や井上毅らの下で、先に来日していたロエスレルとともに秘密裏に明治憲法や地方自治関連法などの制定に深く関与した人です。

 滞在中、とても日本が好きになり、「私の祖国のように日本を愛する」という言葉を遺しています。息子のハンスも日本で生まれました。ところが、ハンスは帰国後、27歳の若さで亡くなっています。この写真に写っている墓碑には、妻のカロニーナと息子のハンスの名前が刻まれています。ナチス統治下で不幸な生涯を背負った娘のマルタの名前は刻まれていませんでした。

 以前、某大学の教授が訪問された模様がその教授のブログに紹介されています。そのブログではモッセの墓碑が三つに割れて転がっていた写真が掲載されています。今回訪問したところ、その三つがセメントのようなものでくっつけられていました。どなたかが修繕されたのでしょう。少しホッとしました。管理人のおじさんもいますし、少ないけれども墓参りの人もいました。自由に出入りできますので、関心がある人は、ぜひ訪ねてもらいたいと思います。入り口には、ユダヤ教徒がかぶる帽子が置いてありますので、男性はそれを借りてかぶることになります(異教徒は任意でしょうが)。

 

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道路沿いの墓地の塀。

 

 

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道路沿いにある墓地の入り口。

 

 

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お墓に入るとまっすぐ壁に向かった通路があります。壁に突き当たって、右にいったところの右側にひっそりとモッセの墓があります。

 

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以前は割れていた墓碑が修繕されていました。墓碑には、アルベルトと、妻のカロリーナ、そして息子のハンスの名前が刻まれています。

 

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 ちなみに、その墓地の東側に、現在は使われていないものの古くからある給水塔があります。その周辺には、たくさんのレストランがあり、静かな雰囲気で食事を楽しめます。にぎやかな場所が苦手な人にとっては、穴場でしょう。

 

 



 

 

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